冷凍食品の利用が進む

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食品メーカーなどでつくる日本冷凍食品協会がまとめた冷凍食品の利用実態調査(2018年)によると、冷凍食品を月1回以上使う人の割合は初めて8割に達した。共働き世帯が増え、手軽に調理できる冷凍食品の利用が広がっている。女性で「冷凍野菜」の消費が進み、同協会は「天候不順で高騰した生鮮野菜の代替で需要が伸びた」と指摘する。

出来あいものだったり材料のみだったり様式はさまざまだけど、冷凍食品の需要は年々高まっている。便利で保存しやすく、調理も簡単、自分が作れないような料理もさくっと作ることができる。中食需要の高まりを裏付ける一指標には違いない。

記事では共働き世帯が増えたからってことと生野菜が値上がりしたからとの説明がある。生野菜の値上がり云々はまだ記憶に新しい人も多い通りで、冷凍食品以外にカット野菜も大いに売れた...っていうか今でも売れている。共働き世帯の方は、確かにそれはそれで間違いないのだけど、個人的には単身世帯が増えたからって方が影響は大きいような気がする。まぁ、夫婦世帯の食卓に冷凍食品って状況は、ほんの数年前まではありかなしかというレベルでの論調があったのに、今では当たり前ってことになっているので、確かに共働きの影響は多々あるのだろうけど。


業界団体の一次データと関連データを見ても、確かに冷凍食品は利用者率も実際の生産・消費の量・金額ともに伸びている。利用する・しないのレベルの調査で、世帯構成比が調べられていると良かったのだけど、それは残念ながら無いようだ。

とはいえ、冷凍食品の需要が増えているのには違いない。色々な方面に影響を及ぼすだけに、注意深くチェックを続けたいところではある。

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このページは、不破雷蔵が2018年4月25日 07:09に書いた記事です。

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