報道の「●×の裏で」は大抵においてマッチポンプでしかない

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以前「マスコミ、特に新聞報道が使うこの言い回しは、実際の意味としてはこのようなものだよ。世間一般の意見のように読めて、実のところは報道側の願望や合図的なもの」という記事を一覧とともに書いた記憶があるのだけど、ちょいと見つからないので頭を抱えてる。

ともあれ、それと同じようなパターンがこれ。リンクを張ることすら汚らわしいしリンクジュースを渡すのももったいないから張らないのだけど、毎日新聞で「森友の裏で「金持ち減税」 佐川氏喚問の翌日成立、広がる格差」なる記事がいつものデモ隊の写真と共に掲載されていた。

読んだ限りでは言いがかりも甚だしいし、記事内に出てくる権威づけの専門家も名前を検索するとお察し案件だったりする。第一「●×の裏で」というけど、秘密裏に進めていたとか非開示情報として展開されていたってことでは無く、単に報道側が重点をおいて伝えていなかっただけだよね? 「裏で」って自ら伝えて騒ぐってことは、モリカケ話で騒いだことで、それ以外のもっと重要だと考えているものを伝えていなかったという、優先順位の間違いを自ら認めていることになるのだけど、それは別に構わないのかな。

第一、税周りで格差云々というのなら「ならば新聞への軽減税率の適用は大罪以外の何ものでもありませんよね。それを主張したのはなぜでしょう」というツッコミを受けると思うのだけど、それはどうなんだろう。

余談だけど個人的には法人税は国際水準レベルにまで下げてもいいと思う。一方で個人への所得税などは昔のように累進課税をもりもり強化しても構わないのでは。

記事タイトルにもある通り、たいていにおいて報道界隈による「~の裏で」という表現は、単に報道が重要視していなかった、取り上げていなかっただけのお話でしかない。自分らの怠慢をネタにして火をつけるという、非常に悪しき方法論に他ならず。似たようなスタイルとしては「新発見」「明らかになった」も似たような場合が多いよね。

というかこのタイプの様式は、日々の作業の中でテンプレ化していった、あるいは伝統芸的なものとして伝承されているのだろう。他方、使い勝手がよいからと頻繁に使っていると、その実情がバレてしまう。ましてや昔のように情報が一過性で記録されないのならともかく、今では双方向でしかも記録され検証・比較される。ああ、また同じようなテンプレを使っているよ、と分かってしまうのだな。

昔と同じ感覚で作業をしちゃあかんのだよね。

            

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このページは、不破雷蔵が2018年4月 8日 07:23に書いた記事です。

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