日本の健康寿命は男性72歳・女性75歳

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厚生労働省は9日、健康上の理由で日常生活が制限されることなく過ごせる「健康寿命」が2016年時点で、男性72.14歳、女性は74.79歳だったと発表した。前回の13年と比べて男性は0.95歳、女性は0.58歳延び、男女とも過去最長を更新した。厚労省は健康意識の高まりや、高齢者の社会参加の広がりが背景にあるとみている。

生死のみの判断では無く健康的な日常生活が過ごせる状態としての寿命を意味する「健康寿命」。日本では3年おきに計測されているけど、それの最新版では大いに延びたという話。

ただこれ、記事にも指摘されているけど、健康という概念そのものが第三者的な数理的・医学的観点によるものでは無く、回答者自身が「自分は健康上の問題で日常生活に影響は無いよ」と答えた人をベースにしているので、多分に心理状態、自己意識に左右されることになる。健康上の問題って何だろ、通院しててもフレッシュ感があればそれは健康なのか、とかね。

実のところWHOが発表している健康寿命の国際比較の記事でも触れているけど、国によってこの基準は大きく異なるので、日本だけの経年変化の比較だけでなく、他国との比較もまたあまり参考にはならない。あくまでも指標の一つ、目安ぐらいだなあ、と。

今件も例えば、調査時期が不景気ならば、大きく値は後退し得るんだよね。結局は気の持ちようだから、さ。

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このページは、不破雷蔵が2018年3月10日 06:48に書いた記事です。

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