人手不足の実情と、企業側の対策と

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関東財務局が発表した、同財務局の管轄内での経済状況を企業の人材動向を中心に調査・精査したレポート。人手不足関連の実情をよく知ることができる、ステキナイスな資料となっている。

あくまでも企業側の認識ということだけど、人手不足の要因は採用が進まないとするものがトップ。通常の新規採用レベルで人手が集まらない、と。新陳代謝が上手く行っていないということだろうな、と。退職者増加によるものは6.1%でしかない。正規では専門職、非正規では汎用職の人材の不足感が強い、と。


で、企業側も取り組みを色々としている。「アピール度が足りないから来ないんだな」という前世紀レベルの認識をしている企業も多いのは残念だけど(それは既に必要最小限の話であり、今はそれに加えて色々としなきゃいけない時代)。初任給の引き上げや環境改善(既存従業員への待遇を改善すれば、求職者へのアピールもできる)を挙げている企業も多々あるけど、具体的にどれほどのレベルかまでは調べていないのが残念。時給10円上げますよとか、昼食時間を5分増やしますよ、というレベルだとしたら、頭が痛い話ではある。

どのような状況を設定すれば人が集まるのか、その職に魅力を感じて後続が続々やってくるようになるのか。それを考えた上で求人をかける必要がある。黙っていても人がやってくる時代はすでに終わっているのだから。仮に、企業側が「これで十分人が集まってくるはずだ」と陳腐なレベルでの条件改善をして、「自分の認識は正しいはずなのに」「世の中は間違っている」と考えているのなら、企業側そのものが時代に合致していないということなのだろうな。

人手不足で条件を改善しても集まらない。その場合は改善レベルが足りないのかもしれないし、まだ芽が育っていないのかもしれない。いずれにせよ、投入すべきリソースが不足していることに他ならない。改善しても人手が集まらないから投入は止めた、駄々こねようってのは、子供の考えと何ら変わりは無いのだよね。種は蒔かなきゃ生えてこない。今は半ば以上、種を蒔くフェーズだと思うべきではないかな。

            

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このページは、不破雷蔵が2018年2月 5日 07:38に書いた記事です。

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