「貯蓄ゼロ世帯」の実情

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先日のエンゲル係数まわりの話は国会がトリガーになったようで、いまだにスットコな話がツイッターのタイムライン上を闊歩しており、色々と頭が頭痛で神経痛が慢性鼻炎状態。指標ってのはあくまでも同一条件下における変移を推し量るためのツールであって、条件が違えばその有効性は無いも同然になる。もちろん、まったく同じ条件ってのは存在し難いので少々の違いには目をつむるべきだけど。例えるなら、100ドルと100円とでは、同じ100単位だけど価値が全然違うよね、ということ。それは極端すぎるよということならば、100年前の100円と今の100円ってことでもいい。

今件の「貯蓄ゼロ世帯」の話も、やはり国会から出てきたとの事で、具体的なソースは見ているだけでアレなので省略(確認はしてある)。


で、貯蓄ゼロ世帯云々に関しては、すでに以前色々と調査したり記事で説明した通り。従来の指標を設定した時から環境が大きく変わってしまって、指標の持つ意味合いが変わってしまっている、正しい値を示さなくなっているのだよね。完全に貯めておくための資産と、流動性を高めておいていつでも足し引きできる、カードや公共料金代として引き出してもらえる資産がごちゃごちゃになってる。そのような状態で貯蓄、貯蓄用口座がありますかといわれても、無いよと答える人が多いのは当然の話。

カード支払いができる機会が増えた。カードで払えば口座を一括化できるし取引額に応じてポイントがゲットできる。ならばわざわざ直接払うよりもカード払いの方がお得だよね。そしてカードの引き落とし口座はいつも一定額をぶち込んでおかないと、金額不足になるから、だったら貯蓄的なものも併せてぶち込んじゃえというのがシンプルで分かりやすい口座の使い方。

昔のような定期預貯金とか定額貯金を貯蓄口座として使えば、高い金利が期待できるって時代じゃないからねえ。定期も定額も、金利は無きに等しい。となると何のために存在しているのかがほとんど分からない。貯金箱と同じじゃん、ってことになるのだな。

だから従来の「貯蓄口座」云々の概念に近しいものとしては、タンス貯金とか証券関連になるんじゃないだろうか。昔からそれらも存在していたから、残っている「明確な貯蓄手段」ってことになるのだろうけど。

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このページは、不破雷蔵が2018年2月 3日 07:48に書いた記事です。

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