「私はエラい、力がある。仲良くしておくと得をする。だからタダで寄越せ」とタカリって同じだよね

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「タダで泊めてください」「私のYouTubeチャンネルには8万7000以上の登録者がいる上、Instagramのフォロワー数は7万6000です」――YouTuberのエル・ダービーさんがホテルに送った値段交渉が波紋を呼んでいます。発端となったのは、アイルランド・ダブリンにあるホテル「The White Moose Cafe」が公開した、ダービーさんからのメール。当初発信者名を伏せて公開されたメールには「料金なしで施設利用させてもらえたら、お礼にYouTubeやInstagramからアクセスを流します」と、なんだか上から目線な主張が書かれていました。ところがこのホテル、実は30万以上のフォロワー※を誇る、ケンカっ早いことで有名なところでした。

全貌は引用記事を確認してほしいけど、まるでドラゴンボールのようなやり取りな感もあるし、YouTubeとインスタグラムとFacebookとツイッターはそれぞれ別の性質を持つソーシャルメディアなのだから、そのフォロワーを合算して何の意味があるんだ的な思いはさておくとして。

この類の話は実のところずっと昔からあったりする。それが今風のソーシャルメディアでの影響力の誇示によるものなのか、マスメディアの力によるものなのかの違いぐらい。「テレビ(雑誌)の取材です」と偽称して宿に泊まってただ飯食べて、そのままトンズラという犯罪行為のネット版みたいなもの。またネットに限っても、「うちらは影響力があるからリンクを張ってあげます。だからタダでコンテンツを寄越しなさい」とするもの......ってこの類は随分とあるよなあ、うん。

で、ちょっと考えてみれば分かるのだけど、これって要は「お客様は神様です」とか「子供のした事ですから」の話と同じ。商売人側が「お客様は神様のようであるように扱わねばならない」との認識であり、お客側が商売人側に「神様のように扱え、ゴルァ」と威張る理由として使ってはいけないってこと。

今件の場合、ホテル側が「お客様が大層なフォロワーをお持ちでしたら」とアプローチをかけるとか、フォロワー数に応じて割引をするってのならともかく、お客側が強要しちゃ絶対にいけないんだよね。商売における営業まわりで同じようなことをしたら門前払いを食らうでしょ?


指摘されて確認したら、この類の話は昔話というか落語のネタとしてもあったようだ。まぁ、古今東西を問わず、おかしなビジネスの話は存在しているし、手法の基本部分は変わらないってことなのだろうな。要はタカリだものね、これって。

            

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このページは、不破雷蔵が2018年1月24日 07:00に書いた記事です。

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