森永ラムネが注目を集めてきたという話

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青いラムネ瓶をイメージした特徴的なパッケージのお菓子「森永ラムネ」。日本人の多くが子供のころ一度は口にしたこのラムネ菓子が今、ビジネスパーソンの間で静かなブームになっている。主成分である「ブドウ糖」が脳でエネルギー源になるとされていることから、SNS(会員制交流サイト)を中心に仕事の能率アップに役立つと口コミで広がっているためだ。思わぬ反響に森永製菓は平成29年からプロモーション活動を本格化。異業種との共同研究を進めるほか、これからの受験シーズンに向けて受験生への販売強化にも打って出るなど、30(2018)年は「森永ラムネ」がブレイクするかもしれない。

この類の記事は得てして気配を感じる程度だったり、多分に記者側がネタ探しの結果として持ってきた埋め草だったり、あるいはステマの類だったりするのだけど、そういやラムネの瓶の形をした森永ラムネは夏頃におチープな熱中症対策アイテムとして注目を集めたことがあったので、あながち的外れな、自作自演的なものとも言い難いなあという感じではある。

長々と書かれているけど要は、森永ラムネはその成分のほとんどがブドウ糖で、薬用のブドウ糖よりもコスパがよくておしゃれで美味しく食べられるので、ブドウ糖摂取が必要な場面ではお役立ちアイテムになる、と。まぁ、脳の活性化には糖分が云々ってのは砂糖業界も常日頃から言及していたし、なぁ。

話のポイントとしては、子供向け市場のアイテムが大人にも展開しそうだということ。子供の脳の活性化というよりは、大人が疲れや集中力が出ない時の後押し的なものとして使ってほしいという思惑。まぁ、市場は大きい方がいいし、多分にプラセボ効果の結果だとしても、無いよりはあった方がよい。

何より元記事ではちゃんとオチをつけている。「しかし過剰な期待は禁物だ。なぜなら個人の能力が向上するわけではないからだ」。そりゃそうだよね(汗)。

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このページは、不破雷蔵が2018年1月 3日 06:44に書いた記事です。

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