わいせつなDVDの需要を支えているのは

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名前や電話番号は偽っても、届け先の住所については事実を書かなければならない。そのリスクがあるのに、違法DVDの購入客が一定数存在するのはなぜなのか。


客側のメリットはデータ容量の節約だというのが針尾氏の見方だ。スマートフォンが普及し、映像の視聴環境もテレビやパソコンからスマホに移行しているが、配信形式をとった場合、客側は膨大なデータ通信料や、保存容量を気にしながら視聴しなければならなくなる。ユーザーにとっては、DVDなど記録媒体に保存された状態で購入した方が都合が良いというわけだ。


当方はそちら系の媒体はもちろん、その類の広告が載るであろう雑誌もまた購入していないので、今件市場の現状がどうなっているのかについては把握がしにくいのだけど。物理媒体としてのわいせつDVD(要はR18だったり、さらにはイリーガルな内容のもの)が流行る、少なくとも市場として成立するだけの需要があるのは、データ量の節約がポイントでは、というのが記事の主旨。要は外付けハードディスクみたいな考えで、これなら端末内の空き容量を食う事も無いし、通信料も気にしなくて済むから、というもの。

うーん......なんか一見するとあっていそうに見えるけど、なんか違和感。いや、電子書籍ではなく紙媒体の書籍を取得したいというのなら、その考えであっているのだけど(他にプラットフォームの崩壊に伴う損失リスクとか、保全性の高さとか、ざっと見ができるとか、読む場所の汎用性とかもあるけど)。

ということでむしろこちらの方が説明としては納得ができるし、購入した人自身に聞けるはずでも無くましてやアンケートを取る訳にもいかないのだろうけど、購入側の立場になって考えれば、この説明の方が道理は通る。

要は昔ながらの方法で、シンプルに欲しいものが取得できるから。昔の本とかビデオテープと同じ感覚で手に入る、しかもインターネットで難しい手続きをしてアクセスし、奇妙な話にのせられる心配も無用。ひとは生き方をそう簡単には変えられないのだよね。

まぁ、自分の立場になって考えてみれば、ということなのだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2018年1月10日 06:38に書いた記事です。

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