ペット飼育数で猫>>犬の時代

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ペットフード協会が22日に発表した調査結果によりますと、今年の全国のイヌとネコの飼育数は推定でネコがおよそ952万6000匹、イヌがおよそ892万匹で、ネコがイヌを60万匹ほど上回りました。ネコの数がイヌの数を上回るのは1994年の調査開始以来初めてです。

ベネッセの専門誌でも「ねこのきもち」が横ばいなのに対し「いぬのきもち」が部数減を続けていたり、ペットの室内飼育需要が増えてきたり、他の家への迷惑の考慮が今まで以上に必要になってきたりなど、ペット業界では犬よりも猫の方が需要が大きくなっているのだろうなあ、という予見はあった。で、今回の発表で一応それの裏付けができた次第。今件データって、【日本のペットで犬は漸減、猫は横ばいという話】で紹介したペットフード協会のもので、最新版はまだウェブ上には未公開。

元データを見るに、猫に関しては室外室内双方をカウントしているようだけど、巡回猫的なものは飼育しているのに含まれるのかなという疑問もある。ただ、突然評価方法が変わったわけではないので、いずれにせよ猫の飼育数が犬のそれを上回るようになっているってのは間違いないのだろう。

記事では「イヌの減少の背景には、ブリーダーの減少も影響していると分析」とあるけどむしろ逆で、犬の需要が減っているからブリーダーが減少しているのではないかな、という感はある。好き嫌いでやっている人もいるけど、多分にビジネスとして成り立つか否か、だからねえ。

今後もこの状況は続く、つまり犬の飼育数は減るかもしれないけど、猫は横ばい。よって犬猫の差は開いていくのだろう。ペット市場も色々と変化を見せるかもしれないな。

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このページは、不破雷蔵が2017年12月23日 06:58に書いた記事です。

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