同じように見えるランキングでも正反対の結果が出る怪現象

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ビジネスホテルチェーン国内最大手のアパホテルの宿泊満足度をめぐって、ビジネス誌2誌のアンケート調査結果が真っ二つに割れる珍現象が起きた。「週刊ダイヤモンド」11月4日号の特集「1万人が選んだ ベストホテル&エアライン」では、同ホテルの満足度は20ホテル中トップ。その1週間前に発行された「日経ビジネス」10月23日号特集「ビジネスパーソンに聞く 後悔しない航空&ホテル 5000人満足度ランキング」では、同ホテルの満足度は35ホテル中最下位だった。

先日からちらほら目に留まっていた、調査というか統計上の摩訶不思議...でも実は無かったりする怪現象。ビジネスホテルの満足度ランキングという調査において、週刊ダイヤモンドと日経ビジネスで、特定のホテルに関してほぼ相反する結果が出るという興味深いお話。どちらかがウソをついている...というわけでは無く。

詳しくは本文に目を通してほしいのだけど、調査題名はどちらもビジネスホテルの満足度ランキング(週刊ダイヤモンドの方は「チェーン」が入っているけど)に違いないけど、調査様式がまったく別物。結果として多少のずれどころか、様式に大きく左右されるホテルが相反する順位になってしまった次第。

これ、結構ありがちな話で。例えば牛丼チェーン店の満足度ランキングとかを考えてみると、自分の好き嫌いな商品がある無しで違ってくるし、そもそも論として自分の使っていないチェーン店は満足のしようがないので、店舗数が多いチェーン店の方が有利となってしまう。

お伝えしたいのは、一見、真っ当そうな設計に見える2つの満足度調査で、正反対の数字を出せてしまう衝撃である。調査を手掛ける立場で、またデータを分析する立場でも、数字を左右する別要因などに目を光らせる必要がある。

衝撃ってほどではないのだけど、認識はしておく必要がある。公的機関やしっかりとした調査会社の調査の場合、質問票なども公開しているのである程度は安心できるけど、新聞社の調査は今件のような話が生じ得る良い例に違いない。政党支持率とかね。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年12月 7日 07:24に書いた記事です。

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