ウイルス感染メッセージの広告というタチの悪いお話

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トレンドマイクロ株式会社は、スマートフォンやタブレットでのウェブサイト閲覧時に突然表示される「ウイルスに感染」警告メッセージについて、その実例を交えて注意を促している。対処法としては、表示しているブラウザーのタブを終了させることを挙げている。


こうした偽の警告表示は11月に入って確認されたもの。特にアダルトサイトなどの閲覧時に遭遇する場合が多いが、国内のいわゆる"まとめサイト"やブログ、Wiki、掲示板のほか、各種メディアサイトや海外ニュースサイトといった正規のサイト閲覧時に遭遇したケースも報告されている


似たような話は以前「OSのバージョンが古いのでマシンが遅い。アップデートが必要です」的な感じで警告すると共に「ここからアップデートファイルを」「スキャンはこちら」的に誘導するタイプの広告があってびっくりするけど、それらは全部ウソだよ、という内容で書いた記憶がある。ウィルスに感染しているよ云々ってのもあったかな。

今件記事は、そのような悪質なお話がいまだに続いているというもの。しかもスマートフォンやタブレット型端末のように、表示画面が狭くて警告ウィンドウで埋め尽くされてしまう......ってこれはアレか、埋め込み指定タイプのタイル広告ではなく、ポップアップで出てくる広告を悪用したのか。

先の問題広告の事例から想像するに、これらの類は大よそ中華系のもの。メッセージもどこか日本語が変だったり、機械翻訳で訳されたようなぎこちなさを覚えさせる。人の恐怖感や不安に訴えかけるのはプロモーションの手法としてはよく使われるものだけど、ウソをついたりインチキをやっちゃあいけないよな。

ただこの類の広告って、その広告を出した広告主が直接サイトに掲載するのではなく、広告配信業者経由となるので、その業者がしっかりと精査をしていれば配信されることはないはずなんだけどねえ......。面倒くさいからしていないのか、成果が上がればよいので見て見ぬふりをしているのか。

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このページは、不破雷蔵が2017年11月18日 06:57に書いた記事です。

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