デフレ脱却と環境変化に伴う淘汰と

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これは景気ウォッチャー調査の記事などでも繰り返し言及しているのだけど、経済環境がデフレを脱却しつつあり、労働市場でもこれまでの企業の立場が上だったのが、働く側が上になりつつある。悪環境下でも辞めると再就職が難しいから我慢して就業し続けるこれまでの状況から、環境が悪ければさっさと辞めてもっと良い場所に再就職ってのが、働く側としてできるようになった。

以前触れた、日本型のリストラでは割増し退職金による自主退職を求めたら優秀な人材(=他でも容易に再就職できる)から抜けてしまって空洞化したという話をしたけれど、それが日常茶飯事的に起きるような状況と考えても良い。

企業側としてはこれまでキツイ労働条件下でも働かせることができたのが、それが不可能になりつつある。待遇を改善しないと、これまで通りの労働力は確保できない。それだけの話。

それに指摘されている信用調査会社の倒産数云々の中身を見ても、単純に人手不足というよりは、準備をしてこなかった、環境の変化に対応する行動をしていない、あるいは甘く見て対応が十分でなかったというケースが多い。ひとくくりに「人手が足りない」で騒げばいいってわけではないのだよね。「奴隷不足」ってのは言い過ぎかもしれないし、当事者はその言葉を否定するだろうけど、あながち的外れじゃない。


デフレ時期に倒産が無かった、中小企業も皆ほくほくしていたというとそうではなく、むしろ状況は今よりも悪く、倒産にしてもその理由が異なる場合が多々あったまでの話。環境の変化を機敏に察して見きわめて、それへの対応をしていかないと息もできなくなるってのは、どのような世の中でも変わりは無い。


まぁ、この辺りは確かに助成金なりの仕組みは必要かもしれないけど。一方で該当するところにも現状の環境に即した変化ってのも必要なんだろうな、と。お米ならば品種改良みたいな観点で。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年11月12日 06:39に書いた記事です。

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