すき家が牛丼などの値上げ検討とのお話

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 外食大手のゼンショーホールディングスは8日、傘下の牛丼チェーン「すき家」などで、年度内に値上げする方向で検討していることを明らかにした。コメや牛肉など原材料価格が上昇していることに加え、人手不足で人件費も高騰しているためだ。値上げを行う業態や対象メニュー、値上げ幅などは今後詰める。

今件は現時点でプレスリリースの類は出ていないけれど、複数社から同時に発表された情報であること、タイミングがQ2四半期の決算発表日であったことから、決算発表の際のアナリスト向け説明会辺りでリリース無しの口頭レベルで出てきたのか、質疑応答の中で語られた可能性が高い。

今引用記事では牛丼なら並盛が価格キープで中盛・大盛が値上げという、結構込み入ったスタイルの値上げを検討しているとのこと。まぁ、今後色々と検討して今年度中の値上げという話だから、具体的な金額などは来年に入ってからになるのではないかな、と。

価格引き上げの理由として原材料費の上昇と人件費の増加が挙げられている。どちらも現状としてはすでに起きている話で、仕方が無いといえばそれまで。特に人件費は現状の水準では募集者が集まらないのなら時給を引き上げざるを得なくなり、当然コストも増すからね。また単に人手の確保のためには時給の引き上げだけでなく、労働環境の改善も必要になる。人数を多く雇うとか、時間を短縮するとか。それもまた人件費の上乗せの要因となる。

人手が足りないってのは、よほどのことがない限り人材プールの枯渇ではなく、募集時の条件ラインが低いまでの話。条件を改善化するのにコストがかかるのなら、それはそれで仕方が無い。売り上げはその分減るかもしれないし、確実に費用は上乗せされるけど、それが現在の経済環境に合わせた結果であるのなら、受け入れる必要はあるよね、と。

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このページは、不破雷蔵が2017年11月 9日 06:39に書いた記事です。

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