お笑いと無知性と無敵モードと

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ソーシャルメディアの一般化で顕著になった雰囲気なのだけど、芸能方面の人たちが政治関連に突っ込んで大炎上が繰り返される......というか、トンチキな内容とか反社的な話を平気で正しいように語り、それを非難されると逆切れし、その様子を報道が「正しいことを語っているにどうして非難されるのか」的な正当化する動きが多々見られるようになった。

中にはインタビュー形式の記事もあるけど、本人に言いわけ・正当化の機会を与えててさもその中身が正しいことであるかのような切り口てまとめられているからたちが悪い...ってこのパターンはあれだ、反社的な活動家へインタビューという名の広報活動を与える、今のジャーナリズム界隈のパターンと同じだ。

指摘されている通り、芸能界の界隈では無知が知恵モノを叩くってパターンがあり、それが痛快だったり面白かったりという様式が一つのテンプレ化しているのだけど、それはあくまでも芸能界という一つの閉じた世界の中でのお話なんだよね。そういう話が通用する世界の中でのことだから、皆が笑っていられる。劇の中だから、テレビの作り話のことだから。

それを舞台から外れたところでもやってしまっているのが現状かな。つまり、ヒーローものの主役を演じている人が日常生活でも同じ感覚で悪そうに見える人を退治しちゃったり、ボクサーが街中で一般人に向けて試合同様に殴りつけてしまうような。芸の中だけなら無敵モードだけど、それは現実世界で通用するわけじゃない。でも通用するものと無意識に判断し、同じようなことをしてしまう。


ある意味、この指摘の通りなのかな。「自分は分からないけどこういう感じがする」が正しい、物理や論理や数理、理屈よりも、なんとなくが正しくなってしまう。例の「安全よりも安心」と自分の政略に悪用したお方の話もつながってくる。日本のすべてがすべてってわけじゃないけど、そういう人が増えているし、「そうじゃない」と指摘ができにくくなっている。

個人的には前政権下での科学魔女裁判的な公開事業仕分けの影響が大きいと思っている。あれをテレビなどで連日伝え、科学はバカだ、役に立たない、金の無駄だという印象付けをしてしまった。当時の国が率先しているのだから間違いないという裏付けまでさせてしまった。元々演出的にそういう場をアピールして、自分達の権限のすごさを知らしめるのが当時の政権の思惑だったのだけど、結果として科学や理屈を軽視する方向性を示してしまった。ちょうどソーシャルメディアが流行り始めた時期だったのも不幸だったのかもしれない。


まぁ、芸能関連の人からすれば、政治関連で語ったって別にいいじゃないかってのはあるのだろうし、あるいはそれで注目されればそれもまた芸のうちだという都合の良い解釈をするかもしれない。でも指摘の通り、炎上してるってことはすべっているのだから、芸としても失敗なんだよね。

知性の否定は芸としてならよいけど、芸の場から離れたら、それは単なるおバカさん。バカにされて当然。それを報道が(都合がよいからと)持ち上げるのも今の報道の醜態ぶりの一面なのだろうな。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年11月 3日 07:59に書いた記事です。

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