ゲームの終了と記念碑的な存在と

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昔のスタンドアローンなゲームと違い、サーバー運営・クライアントプレイタイプのゲームは、サービスが終了したら跡形もなくなってしまう。文字資料や画面キャプチャ、動画の類は残せるだろうけど、それは断片的なものでしかなく、いわば化石のようなもの。可動するような状態での保全はできなくなる。これってどうにかできないのかな......という話は何度となく言及してきた。先日某有名ゲームがサービスの終了をにおわすような発表をして、その話が再度持ち上がってきた次第。

確かにアプリアイコンしか残らないってのは寂しすぎるし、何か具体的な形で残せないかな、というのはプレイヤーサイドの心境としては非常に理解ができる。アーケード版の艦これだったらカードが残るけど、ブラウザ版だと何も残らないよね、多分。


まぁ、しかしながら。運営が続かないゲームってのは致命的なバグとか物理的損失が生じたりとか、企業そのものがコケたという特殊事情は別にすると、そろばん勘定が合わなくなったからというのが理由であって。そのような状況下でさらにお金がかかり、しかも未来につながる投資にならないようなことに、企業が首を縦に振るかというと、まず無理だったりする。いけすで育てていた魚を取り出して料理し終えて食べて片付ける段階になって、そのお魚にエサをやるはずもなく。

アーカイブとして保全して運用し続けるってのもタダじゃないので、データにしてユーザーに落とさせるぐらいしか方法はない。それも権利問題が生じてくるし、仕様の変更とかそれ専用の機能実装のための工程を手配できるかと考えると、まず無理。仕様の一部分を何かの工夫で別媒体とリンクさせて、物理的に手元に残るような形に......というぐらいしか。

あるいはそのような仕様の企画立案を専門とする、アプリゲーム業界専用のおくりびと的な制作集団が生まれないかしらね。無理か。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年10月31日 07:58に書いた記事です。

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