BI(ベーシックインカム)の実情

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概念としては考察に値するものではあるけれど、現在のところは社会実験のレベルですべて失敗しており、桃源郷的な領域にあるBI(ベーシックインカム)。十分な生活に足るリソース、資本主義社会においては現金だね、を、公的機関が一定額提供するというもの。例えば一か月一人当たり30万円あげるので好きに使っていいよ、的な。米国の宝くじで高額当選すると、数十年に渡り年間数千万円がもらえ続ける選択肢があるけど、あんな感じ。

これが成し得れば皆が皆お金をどんどん使うようになるので経済は回るし、生活に困る人もいなくなる......ように見えるのだけど。経済的な観念で考え直すと、お金の流通量がグンと増えたらその分インフレになるのだから、結局は生活水準はさほど上がらないし、何も仕事をしなくても暮らしていける状態にはならないような気がする。

で、それは別にしても、そのBIの原資はどこからもってくるのかってのが最大の課題。無尽蔵に掘れる秘密の金山を見つけたとか、油田が発見されたってのなら話は別だけど(一部産油国ではまさにそれで、BIに近い話が実現している)。

原則としてはBIの原資はさまざまな社会保障に充てられていたリソース。要は社会保障向けリソースの均等化がBIの本質なのだな。


結構有名な例のイラスト。左が平等で右が公平。BIの概念はまさに左側なのだな。どのような条件にある人にも、平等に一定のリソースを分配。当然、そのリソースでは足りない人も出てくるけど、平等の名のもとに正当化される。

BI云々の話が出てきたら、この辺りの現実を突きつけると良いだろう。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年10月 5日 07:39に書いた記事です。

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