10月20日までに期日前投票者は1564万人、14.71%

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公示翌日の11日から20日までの10日間の投票者数は、選挙人名簿登録者数(9日現在)の14・71%にあたる1564万5349人だった。前回2014年衆院選の同時期に比べ546万3316人増え、衆院選で05年に期日前投票が始まって以降、最高だった09年の投票者数(1398万4085人)を上回り、過去最高となった。

投票日当日ではなく、公示後~投票日前日までに投票を済ませてしまう期日前投票。以前は投票日当日に仕事とか旅行とか入院とかでどうしても投票できない人のための特別制度という印象が強かったのだけど、以前記事にした通り投票日当日のしがらみやらモチベーションの低下やらを考えると、期日前投票もどんどん活用すべきじゃん? という印象が強くなっている。

さらに公職選挙法の改正で期日前投票の際の理由記載の選択肢に「天災または悪天候により投票所に到達することが困難であること」が追加されたことで、「でも自分の気分で期日前に投票しているのに『仕事とか旅行』って書くのもなあ」とこだわっていた人も、堂々と投票できるようになった、と。まぁ、当日が悪天候の可能性がある場合だけど(大義名分上)。

で、今回の選挙では台風21号が接近していることもあり、誰もが期日前投票を行う理由ができたということもあって、もりもりと投票している次第。

期日前投票の投票率が大きな上昇を示したのは、選挙への興味関心が高まったわけじゃなくて、台風が来ているからに過ぎない。その解釈も間違っていない。けど同時に、選挙に興味がないのなら、わざわざ期日前投票をすることすらしないと考えれば、あまり悲観的な考えもしなくてもいいのかなあ、と。

結果として総投票率が前回選挙より低かったとしても、台風が上陸するさ中で子の下げ幅に留まったよ、という見方もできるんじゃないかなあ、というのが当方の感想。何しろ、単純比較ができないからねえ、環境が大きく違うのだし。

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このページは、不破雷蔵が2017年10月22日 06:47に書いた記事です。

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