お客のプライバシーを売るお店は退場を願いたい

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節約術に関わる本が話題に登っていて、何があったんだろうとちょいと探ってみたら、最近スポットライトを浴びたある人物が購入したからというのがきっかけだったとのこと。以前の将棋名人による自身の説明で動態パズルが注目を集めたようなケースならともかく、購入先の書店の店長がそれを語るとは......。

その店長が話したがり屋、目立ちたがり屋だったのか、取材側が強引に問いただしたのか、何の意識もせずに聞かれたから答えたのか、それとも取材費としていくらか握らせたのか、その実情は当事者にしか分からないけれど。

商慣習からすればこれは言語道断のお話。プライバシーの侵害に他ならない。似たようなことを他のビジネスや物品・情報の取り扱いの場で成されたらどうなるかを考えれば、その怖さがよく分かるはず(郵便とか銀行とかだったらどうなる?)。今回は節約本だったからいいけど、もっと変な本だったら、表に出されたら恥ずかしい内容のものだったら。それが誰であろうとも、許されるべきものではない。統計上「この本が一番売れていますね」ならともかく「あの人はあの本を買いましたよ」という情報は、取材だろうと何だろうと、口外してはいけない類の話。報道ならば許されるとかいう問題じゃない。買った本人が話すのならともかく。


そういえば先日、似たような話が某焼き肉店でもあった。パクリツイートや暴走ユーチューバー、そしてアイスケースに入る炎上事案に見られるような承認欲求的なものが、店長などのお店の人にも多分にあり、それが体現化しているのだろうか。

無論、それを成した場合、多の人のプライバシーも同様に暴露されることをも公言したことになる。そのお店でのやり取りをしたいと思う人は、今後どれだけ出てくるか。あそこで何か買ったりサービスを利用すると、他人に話されてしまう。そんなところで買いたいと思う人はどれだけいるのか。ウェブの閲覧履歴やデスクトップ、ハードディスクの中身を第三者にオープンされてしまうようなもの。

商売人ならば自らしたことの意味をもう少し理解してほしいものではあるのだが。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年9月 6日 07:27に書いた記事です。

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