言い聞かせるのには言い方も考える必要がある

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以前も語り手側の心の中で認識していることをぼんやりとした形で言葉にするのではなく、第三者にも明確に分かる表現で命じ無いと、何をしてよいのか分からないことって多いよね的な話をした記憶があるけど、それに近いお話。今件もケースバイケースで、すべての場合に当てはまるのではなく、こういう考え方もあるよ、だから覚えておくと類似ケースに遭遇した際に役立つよ、という意味で。

先日から子供連れのお客が飲食店で子供のヤンチャぶりを制止しない云々の話がちらほらと出ている。飲食店での経験はないけど、小売店では当方も多分に目撃し、今回指摘されているような、保護者の放置ぶりやら無責任ぶりも少なからず目撃している。あれっていくつかの可能性があって「子供のいたずらを確認できていない」「子供のいたずらを悪いことと認識していない(当たり前のことだから無問題、これくらいお店側は許容してくれるはずとか)」「子供のいたずらを悪いことと認識しているのだけど、黙っていればバックレられる。正直に話して弁償させられたら損だ」などなどが考えられる。ひとつ目以外の可能性は困った話だけど、それは無いとも言い切れないんだな、これが。

で、そのような保護者レベルの話はともかく。まっとうな保護者として、子供に対してできることは、そのような場所に連れてこない、ひもでくくりつけるなどしていたずらをさせないように拘束する、それができなければしつけるしかない。まぁ、現実的なのは最後のしつけ、な次第。

そのしつけの話が今件。●×しないという命をすると、選択肢としてはまだ多分にあるので、保護者の意図が伝わりにくい。「立ち読みするな」というと座り読みをするような、とんち問答的な話となる。大人なら、分別のある人なら、言葉の意味するところをちゃんと察するけど、そこまで理解力が構築されていない子供にそれを求めるのは難しい。

そこで、他に選択されないよう、やるべきことをびしっと言いつける。これならわかりやすいし、命じたことに反しても、明確にそれを指摘できる。「お店の中では走らないって言ったでしょ」と怒っても「だってこれ、僕にとっては走ってないんだもん」「走ってるんじゃなくてジャンプしてるじゃん」と子供自身の中で正当化される。「お店の中では歩くって言ったでしょ」なら、歩く以外の行動はすべてダメだとされる。まぁ、斜め上的に走りながら「僕にとってはこれが歩きなの」と言い返す可能性もあるけど、その場合は明確に「それは走ってるんでしょ」と叱れるし、子供も反論はし難い。

また、子供は物事を否定されると、わざと反発したがることもある。その点でも「●×しない」よりは「●×するように」の方が、保護者の思惑が伝わりやすい。

無論これは、保護者から子供に対する意志の伝え方に限らない。意図伝達の方法論として覚えおくとよいかもしれない。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年8月16日 07:54に書いた記事です。

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