「粉飾報道」と公開企業の株価操作のためのニセIRと

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米大統領選挙周りで「フェイクニュース」「ファクトチェック」なる言葉が頻繁に使われるようになり、それを輸入する形で都合の良いように使いだした辺りから、酷さが引き出しにしまったままのが数年後に発見されたお菓子の中身のようにすらなってきた「報道」の体質問題。業界そのものが腐敗していくこと自体は別にかまわないのだけど、それが他に影響を与えるのは遺憾でしかない。特に、国全体のあれこれが影響を受けるのは勘弁してほしい。隣の家がゴミ屋敷と化して、その匂いやごみのおこぼれが意図的な形で自宅にまでやってくるようなもの。

報道はよく自らを社会の木鐸と自称し、自身の行為を正当化するけど、その裏付けは何もない。報道界隈は選挙で選ばれてすらいない。自称皇族の詐欺師と何ら変わりない。


指摘のある通り、報道の社会的責務は公明正大で分かりやすく正しい情報を配信すること。それがとても大切なことだから、社会維持には欠かせないことだから、それを確実に履行できるよう、さまざまな権威を、権限を与えられている。その権利だけ振り回し、責務を果たさないのは、ご飯を食べて代金を支払わない食い逃げと同じ。

それはまるで上場企業がニセのIRを乱発して、自社の株価の維持つり上げを目論んでいるのと何ら変わりは無く。


確かに日本人にとっては「フェイクニュース」よりも「粉飾報道」の方がしっくりとくる言い回しかもしれない。


報道媒体が商売組織となっても別にかまわないのだけど、現状のようなウェイトバランスが崩れている場合、報道としての存在意義は無い。無添加を売りにした食品が、採算性が取れないから一部で化合物をもりもり使っていた場合、それを無添加食品として売りに出すのは詐欺と同じってこと。ならば社会的責務を果たしているからこそ与えられている数々の優遇措置を、今の報道はすべて返納しなきゃいけないんだよね。立場は機関紙、ユーチューバーと同じになる。あるいはプロパガンダ機関、かな。

とまれ、実質的に機関紙と化している報道媒体に、国のあれこれが悪影響を与えるのは、どうにかならないのかなあという感は極めて強かったりする。

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このページは、不破雷蔵が2017年7月 5日 08:01に書いた記事です。

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