長時間のゲームは虫歯のもとになるのかも、という話だが...

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テレビやゲームを長時間利用する子供ほど虫歯になりやすい--。4~10日の「歯と口の健康週間」にちなみ、富山大地域連携推進機構地域医療保健支援部門(富山市杉谷)は、富山県高岡市内の小学生2109人を対象に昨年1月実施した食育に関するアンケート結果を発表した。部門長の関根道和教授(46)=社会医学=は「ゲームなどで興奮状態にあると唾液分泌量が低下し、虫歯になりやすいのでは」と説明している。

ゲームなどのエンタメ周りや行儀に関しては、相関関係と因果関係がごちゃごちゃになりやすい。その方が真に主張したいの後押しをしやすいから。朝食を食べると成績が良くなる云々ってのが好例だね。

で、今件もそんな香りがする。一応「ゲームなどで興奮状態にあると唾液分泌量が低下し、虫歯になりやすいのでは」との話はあるし、そのような仮説を想起するのは決して悪い話ではなく、むしろ推奨する方向性なのだけど。


一次資料を確認してチェック。やはり相関関係のみの立証でしかなかった。しかも新聞記事ではゲームとあったけど、元々の報告書ではメディア利用時間とある。質問票は公開されていないけど、文面の限りではゲーム以外、例えばスマホでのチャットとかソーシャルメディアとかもメディア利用だよね。

で、報告書には同様の相関関係がメディア利用以外に、睡眠時間や朝食との間にも見られる。要はメディア時間が長い、睡眠時間が短い、朝食を採らない子供の方が、虫歯が多いというもの。......それって単に、日常生活を規則正しく過ごしているか否かでしかないのではないか、と。これ、例えばそれぞれの項目と、歯磨きをしているかとか、間食をしているかを掛け合わせて尋ねた結果があれば、色々と分かるような気がする(調査そのものをしていないのだろうけど)。

まぁ、新聞記事としては「ゲームで虫歯に」の方がインパクトは強いし、唾液周りの話も研究の上では興味深い切り口には違いないけど。目的のためには手段を選ばずという姿勢はどうなんだろうかなあ、とも思ったりする。

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このページは、不破雷蔵が2017年6月 8日 06:41に書いた記事です。

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