「」(鍵カッコ)をつければ間違った、変更前の表現でも今のもののように使えるというルールが一部報道にできたのだろうか

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昨今の「テロ等準備罪」に関わる報道の中で、一部報道機関がいまだに「共謀罪」という表現を用いている。そのまま素で共謀罪と表記するのはさすがに非難が大きかったからか、最近では「共謀罪」とカッコ付での表現をしている。今件が良い例。

で、それらの記事の類に目を通すと、多分に本文では「「「共謀罪」の構成要件を改めた「テロ等準備罪」」」と説明をしている。ならば最初から「テロ等準備罪」とすればよいではないか、文字数の差異はカッコをつけることでほとんど無くなるのだし......という文字数の上でのツッコミは以前もした通り。何かそのほかに、どうしてもテロ等準備罪ではなく共謀罪と表記したい、浸透させたい理由があるのだろうか。

今でも時折見受けられる、ISILではなく「イスラム国」と表記するのと同様に、伝えて側の「報道」の領域を超えた意図が見え隠れしているのだよね。


例えとしてはこれ。「テロ等準備罪」を未だに「『共謀罪』」と表記するのなら、同様に「民進党」は「『民主党』」と表記しなければルール上は不公平になる。でもそれを行う報道はどこにもない。分かりやすさの観点では「共謀罪」よりも「テロ等準備罪」の方がよっぽどわかりやすいのに。おかしな話ではある。


「北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国」も伝える側の色々な思惑があったがための表現。となるとやはりいまだに「『共謀罪』」と表記する報道には、相応の思惑があるんだろうな、と。それが正しくない表現であるのにも関わらず。

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このページは、不破雷蔵が2017年5月31日 07:52に書いた記事です。

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