医術は魔法では無いので100%治療できるわけではないことと「代替療法」と

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例のがん周りで大騒ぎしている件とか、最近ならば「100%治せないなんていうな」とドヤ顔した芸人がEM菌信奉をしていたというオチが付いた話とか、代替療法のお話。

結局のところ代替療法なるものは、それが効果のあるものならばとうの昔に医療方面が採用しているので、そうでないってことは効果が期待できないってこと。「自社製品が売れなくなるから云々」という陰謀論は「自社製品として開発しちゃえばいいじゃん、本当に効果ありとして売れるのならば」で吹き飛ばせる。

そして代替療法は多分に、当事者が医療に投入するはずだったリソースを横取りして、自分の懐に収めるというペテン師的な話でしかない。ああ、この構図、「安全」と「安心」のそれに似てるね。


で、代替療法が使われる理由の一つが指摘の通り、医療による医療費が高いので。要はコスパの高い対策として代替療法が選択される、と。ただ効果は無いから、コスパ云々ってのも本当は成り立たないのだけどね。お腹が減ったけどステーキを食べるお金が無いので牛丼で我慢ならまだいいけど、ステーキの絵を見せられただけって感じ。

理由のもう一つってのは現代の医療レベルではお手上げだった場合。この場合はどうしようもないのだけど、だからといって代替医療でリソースを消耗するってのもいかがなものかな、と。それよりは当人や周りの人がもっとハッピーな時を過ごせることに使う方が良いと思うのだな。

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このページは、不破雷蔵が2017年5月12日 07:25に書いた記事です。

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