VRはなりきりのエンタメだという話

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タイトルがすべてを物語っているしVRが「仮想現実」という表現をされていることからズバリその通りなんだけど。子供のごっこ遊びも突き詰めればVRとかARみたいなものだよなあ、という感はあるし、脳内で補完していた情報を機械で一部手助けしているだけなのかもしれない。

その観点ではTRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム。テーブルの上に地図やコマを並べ、ルール指揮者(ゲームマスター)の指示に従って色々な世界観の中でのなりきりを楽しむゲーム)はアナログなVRあるいはARと表現しても良いだろう。これまでゲーム機やスマホ、パソコンなどで画面上に世界を疑似的に表示させて独自のルールを内部計算して世界観を維持させていたものが、VRやARでより本物に近い感覚で「観える」ようになる。リアルと創作の境目が少しずつ曖昧なものになっていく。


ヒーローものの主人公に成りきれるVRを体験すると、そのヒーローになったようなイメージが刻まれ、つい体も反応してしまう。以前コメントした記憶もあるのだけど、リアルな映画を観ると、映画館を出てもその映画の主人公っぽい行動をしてしまうってのは経験があるはず。

また見方を変えると、例えばVRでリハビリをサポートするってのもありだと思う。疑似体験で自分の体をその気にさせる。反復させて刻み込ませる。スランプに陥っているスポーツ選手に、自分がベストの時の姿勢をVRで何度も再体験させてトレーニングに使うってのもできそうだな。

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このページは、不破雷蔵が2017年4月26日 06:46に書いた記事です。

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