取材のプロセスが時系列的に両サイドから可視化される今日この頃

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インターネットの効用には多様なものがあるけど、その中でも重要なのが「個人が情報発信の場を得られた」「情報を時系列的に可視化するのが容易になった」ということ。これまで報道媒体によって一方的に与えられた情報を個人が各々受け取るだけの状態だったのが、個人が情報を発信しそれを記録としておき、色々と検証精査の素材として用いる事ができるようになったのは、非常に大きな話ではある。

今件も以前ならば「なんかベタっぽい、プレスリリースを読んだだけの記事みたいだな」という印象があればよい方で、さらりと右の耳から入って左の耳から出ていくだけの感じではあったのだけど、取材された側が事前に状況を説明しておくことで、その記事の背景にあるものとか、記事発信側の思惑とか姿勢までが見えてくる。まさに情報の可視化。

さらに今件から思い返してみると、昔もこのようなずさんなお話は日常茶飯事化していて、取材を受けた側も不平不満、文句をいったり訴えたりしたいと思っていた人、違うそうじゃないと世間に訴えたかった人は山ほどいたのだろうな。でも昔は個人が情報を発する機会は無かったので、やりたい放題やられるだけで、泣き寝入りしかなかった。

でも今は違うよね。その意味では良い時代になったといえよう。

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このページは、不破雷蔵が2017年4月28日 07:58に書いた記事です。

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