「報道の自由は常に保証されるべきだ」けど「今の報道は責務を果たしていないのでそれは保証対象には当たらないっぽい」と考える諸外国、でも日本は...

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一昨日ちらりと報道で流れたとの話があったのでそろそろウェブ上にもリリースが出てくるかなと思っていたら、案の定昨日付で公式に発表された、新聞通信調査会による海外での報道、特に新聞周りの意識調査。詳細な定番の精査は来週以降になるけど、色々と興味深い結果が出ている。今回はそのうち一つ、報道の自由と報道業界の実情への認識について。

諸国とも「報道の自由は常に保証されるべきだ」と考えている人は多数に及んでいる。「常に」ってのが微妙な表現ではあるのだけど、というのは次以降の設問。要は今の報道界隈がその権利を享受するに値する社会的責務を果たしているのか否か。報道が報道たる役割を遂行し、報道としての存在理由を充足しているか。


項目や国によって多少ぶれが生じているけど、日本以外は大よそ「今の報道って成すべきことをしていない、態度がなっていない、狼藉状態にある。だから規制されたりしても仕方がない」との認識が多分を占めている。でも日本は「報道はちゃんとしてるように見える。だから傍若無人もオッケー」的な。要はメディア賛美、平伏姿勢にある、と。


このようなメディア信奉的な心境ってのは日本をはじめとしたアジア諸国特有のもので、日本は特に著しいってのは、他の複数の調査でも明らかになっている。原因は分からないけど、歴史的観点から考えると幕藩体制が長かったのが一因かなあ、と。

他方、諸外国では今の報道界隈が軽視されている、信頼されていない、でも日本では持ち上げられ信奉されているって状況を見直すに。日本から飛び出したジャーナリストがなぜか海外からでも日本の情報を日本向けに発信したり、海外のアレなジャーナリストが日本で口を挟んで社会をかき回す機会が多いのかも理解できてくる。日本以外では商売になりにくい、耳を傾けてもらえないから、仕事になりやすい日本に首を突っ込んでくるのだろうな。

そういや例の「報道の自由度ランキング」も、外電ではほとんど目にしていない。日本ではあれほど大騒ぎしていたのに。その辺りもまた、このような事情によるものだと考えると、するりと理解はできるというものだ。

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このページは、不破雷蔵が2017年4月25日 07:42に書いた記事です。

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