やっぱり文章は読まれていないのか、それともウケ狙いなのか

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先日の【「文字が読める」「文章の内容が理解できる」「文脈が理解できる」はそれぞれ別のお話】と時系列は前後するのだけど、似たようなお話を。セメダインの公式ツイッターアカウントが成した「当たり前ポエム」が話題に登った記事で、瞬間接着剤で指同士がくっついてしまった時に、安全に剥がすことができると終わりの方に明確に書いてあったにも関わらず、その記事の最初のコメントが「どうしたらはがせる?」というものだったので、ずっこけたというか絶望感を覚えた次第。

ウケ狙いでわざとボケて見せたのか、認証欲求というか炎上目的なのか、それとも最初の部分だけを読んで反射的に書いたのか、最後まで読まずに思ったことをそのまま披露したのか。当人に聞いてみないと分からないし、聞いても本当のところを話すことは無いと思うし。

実際に統計を取ったわけでは無いのだけど、確かに雰囲気的に「最後まで読めば分かるのに」「ちゃんと読んだ?」的な反応パターンが増えている感はある。またちょぃと前にも言及したけど「思っていただけ」との本人の認識で不特定多数の第三者に向けて情報発信をして、何らかの反応をされるとむしろ本人が理不尽さを覚えるとのケースもよく見られるようになった。

決してスマホが悪い、良いの話では無く。日常生活に溶け込んで身近過ぎる距離にあり、かつ気軽に情報発信ができるスマホによる、制限された情報量でのやり取りが当たり前になると、瞬発力はあるけど継続力に欠ける、勢いが連続するだけのような時間の過ごし方が当たり前になるのだろう。そして結果として、最後まで読まずに条件反射的にリアクションをしてしまうのだろうな、と。

そのような行動様式の場合、多種多様な情報をダイジェスト的に取得するのには向いている......というかむしろそのために最適化されたようなものだけど、逆に発信側の真意を読み取れない、さらには踊らされる可能性も増えてくる。「短くまとめることへの価値が高まる時代」とは以前【短くまとめることへの価値が高まる時代、という指摘】でも言及した通りで、その時代がますます深みを帯びているようだけど、同時に「短く、分かりやすいものが正しいとは限らない」ってことも心しておいた方がよいと思うのだな。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年3月13日 07:38に書いた記事です。

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