プライベートな情報は意外なところから漏洩する。情報化社会は情報漏洩化社会でもある

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具体的なツイートは挙げないけれど、オークションで買い物をしたら珍しい様式で送られてきたとの話がその写真付きで掲載されており、ああこれはちょいとマズいよねと思って該当ツイートへのリプライを見たら、やはり指摘していた人が結構見受けられたので、覚書として。

不特定多数に向けて同じものを送る場合はともかく、一対一でのやりとりは、その内容が特定されると、当然その相手にも情報が確定される。AがBに渡した手紙をBがCの名前で「自分が受け取った」と公開したら、他の人は「Cが受け取った」という情報しか得ないけれど、Aは「自分はBにこの手紙を渡したのだから、BはCと同一人物」と確認できてしまう。そしてAがC(=B)に悪意を持つ者だとしたら。

以前、これも別件で話題に登ったけど、奇妙な物品を特定したい人物が居そうな場所に配して、その人物が「家の前でこれを拾った」とツイートしたら、場所が絞り込めるとの方法論がある。また、会社で美味しいレアなスイーツを提供し、そのタイミングで「社でこんなスイーツもらった」的なツイートを商品名から検索することで、自社の社員アカウントを絞り込むという話もあった。

ツイッターは特に独り言的な内容をツイートしがちではあるのだけど、それは同時にリアルな身の回りの状況の情報でもある。絞り込みの情報としては打ってつけに違いない。


まさにこんな感じ。漫画では特異な技術のように描かれているけど、実のところは経験とセンスがあればそれほど難しい話では無い。それで何か得をするのかというと、特定方面でしか利益は生じないので、あまり意味はないのだけどね。ただし逆に、そういう方面にサーチされないように気を付けるべし、という注意喚起はできるわけだな。

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このページは、不破雷蔵が2017年3月11日 07:55に書いた記事です。

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