プレミアムフライデーへの不評に覚えた違和感

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先日発表された景気ウォッチャーの最新版、2017年2月分。概要は記事にまとめて【2017年2月景気ウォッチャー調査は現状低下・先行き上昇】って感じて掲載しているけど、そこでも触れていたこと。昨月始まった毎月の最終金曜日をプレミアムフライデーとして早めに帰社して色々と楽しもう的な旗振り。ネット界隈ではさんざんに叩かれてはいたけど、元々経産省の旗振りなんだし、消費のトリガーとなるようなイベントだと解釈すれば理解はできる......とは以前言及した通り。景気ウォッチャーの最新版のコメントでも、それを裏付けるような動きがちらほらと。

以前の地域振興券回りほどではないけれど(具体的に国から多額のお金が流れているわけじゃないからね)、多数のBtoC企業ではそれなりの効果が出たとの反応が確認できる。「効果なかったよ」というのももちろんあるけど、業種や地域、姿勢を鑑みるに、方向性が間違っていたり、単純にただ乗りしようとしてコケただけという感のもある。

要は「日本全国酒飲み音頭」のように、何らかのこじつけを成してもっと色々な消費行動をしようというきっかけのための花火の打ち上げという意味合いなんじゃないかな。花火は上げたので、それをどう利用するかは個々の工夫に任せる、まさに毎月バレンタインとか、恵方巻みたいな感じ。


で、こんなデータもあったりする。まぁ正直なところ、月末は人の動きが違ってくるので、前年同月の同じ週末で比較しなきゃならないとか、その時にはさらに1週間前の金曜日で同様の比較をして、年ベースでの変移を指数として出しておき、それを変数として用いないといけないとか、色々とツッコミどころはあるのだけど。一つの指標としては興味深い値には違いない。

個人的にはもう一つ二つ、後押しをする工夫、リソースの投入が必要だとは思うのだけどね。やはり物品税の復活と消費税廃止だよなあ(こだわる)。

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このページは、不破雷蔵が2017年3月 9日 07:06に書いた記事です。

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