セブン-イレブンで対津波・水害対策として救命艇を実装

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今回、『津波救命艇』を設置するセブン‐イレブンの3店舗は南海トラフ地震発生時の予想される浸水深が、建造物が倒壊する基準とされる4.0m以上(内閣府公表)の地域に位置し、また店舗周辺に避難場所がなく、津波発生時には大きな被害が想定される店舗です。そのため、当該店舗周辺においては官民ともに津波などへの防災意識が高い地域になります。設置する『津波救命艇』は信貴造船所が製造する定員25人の津波・水害対応の救命艇で、災害発生時にはセブン‐イレブンの店舗従業員やお客様の避難場所としての利用を想定しています。

コンビニのリリースとしてはちょいとばかり異様なお話。詳しくはリリースにある通りなんだけど、要は津波が発生した場合にコンビニ周辺に退避できるような場所が無いので、そのような事態が発生した時のために、店員やお客を退避させるための備えをしましたよ、というもの。客船における救命ボートのようなものかな。

一体どこに置くのだろう、天井部分かな、それとも店の裏の倉庫かな、いずれにしてもメンテナンスとかも結構大変かも......という話はさておくとして。

リリースを良く読み直すと、今救命艇を置いた理由は「店舗周辺に避難場所がなく、津波発生時には大きな被害が想定される」からなんだよね。それは理解できるのだけど、実際に津波などの災害が発生し、この救命艇が必要な事態に陥った(つまり時間的に余裕がない)時に、果たして店員とその時店にいたお客「だけ」となるのだろうか。この救命艇の存在は周辺の人達も認識するはずで、必要な事態に陥った場合、周辺にいる人たちもまた、「避難場所がなく」であることになる。その時に、どのような事態が生じるのか...。

まぁ、杞憂かもしれないけど。コンビニが実質的に地域社会の中心的なインフラとしての存在となるに連れ、考えねばならないことも増えてくるのだなという実感はある。

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このページは、不破雷蔵が2017年3月10日 07:01に書いた記事です。

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