「株を買うということは子供を養うのと同じ」

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これは著名投資家の一人ピーター・リンチ氏によるお言葉。まぁ、この類のは「氏の書籍を買え」で終わってしまうのだけど、なんだかちょいと気になったので覚書も兼ねて。

よほどの資産家でない限り、市場に出回っている株式の大半を購入することは不可能。自分が買わなくても他の誰かが売買をする。投資は自分の目的に合わせて銘柄を選び、売買をすればよい。スーパーには多種多様な商品が並んでいるけど、その全種類を買う必要はないのと同じだな。

ポートフォリオ、要は自分の手持ち銘柄一覧では5銘柄以上を持ってはいけないってのは、その銘柄を手持ちにしてよいか否かを十分に吟味して購入を決断するのには多分な労力が必要になるから、そんなに銘柄種類数を増やすことはできないよ、という話。極論としては1銘柄をもりもり購入してしまえ、ということになるのだけど、それはさすがにリスクが多分に発生するので、数銘柄としている次第。

他にも例えば、売買による売却益が目的でなく株主優待が目的なら、この5銘柄云々からは除外しても良いことになるのだけど、ピーター・リンチ氏はそんなことは考えていないから問題は無し。

とはいえ、バイキング料理でお皿に色々な料理を盛ってしまうように、ついつい多様な銘柄に手をつけてしまうのが人の性(さが)ではあるのだな。難しいものだ、まったく。

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このページは、不破雷蔵が2017年1月29日 07:04に書いた記事です。

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