日経新聞の電子版有料会員数が50万人を超えたとの話

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「日本経済新聞 電子版」の有料会員数が50万人を超えました。重要ニュースを24時間配信する速報性や質の高いコラム、スマートフォン(スマホ)でも読みやすい機能が評価され、スピード成長を果たしました。今後も読者のニーズを吸い上げ、仕事や投資に役立つ情報サービスとして進化を続けていきます。

先日から横山三國志のコラボネタ広告を大規模に出していて、何か動きがあるのかなあという感はあったけど、ふたを開けてみればなるほど感。海外の動向はともあれ、日本国内の大手新聞社における、有料電子新聞の会員数をきっちりと公開しているのは日経だけなので、それなりに自信のある動向なのだなあとは思っていたけれど。50万人ってのは押し紙はできないし(笑)、公称部数のようなインチキをやろうものなら発覚した時のダメージがあまりにも大きすぎるので考えにくいし、多少の誤差はあれどほぼ事実ではないかなあ、という気がする。

50万人の有料会員ってのは、価格が多少違うけど(月額で電子オンリーは4200円、紙オンリーは4509円。両方セットだと5509円)、大よそ紙媒体の新聞購読と同じようなものだと考えて良い。紙媒体の読者50万人上乗せってのと同じと表現すると、随分と大きなものとなる。

【全紙マイナス、毎日は4%強の下げ率で300万部割れまぢか...新聞の販売部数などをグラフ化してみる(2016年前半期・半期分版)】でも紹介していた、直近分のデータでは43万人だったから、そこから1年ぐらいで7万人の底上げ。電子版を単純加算したら、日経の部数は毎日すら抜いてしまうかもしれない。やはり他紙と比べると経済への注力度が大きい新聞なので、デジタルの効用が大きいのが、日経電子版が伸びてる理由なんだろうな。

あとは料金体系も巧みなのかも。紙媒体とセットだと1000円プラスで済んでしまうから、現状で紙の新聞を採っている人はプラス1000円をして電子版に、とシフトしやすいし、電子版のみを考えていた人も、あと1000円足すだけで紙媒体も......となると合わせ買いをしてしまうってのは結構考える人もいるだろうから。

さて、他紙はどのような行動を示すことになるのか。今後が楽しみではある。

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このページは、不破雷蔵が2017年1月 8日 07:32に書いた記事です。

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