アイスケースに入ったりはだか踊りをして注目を集めたい人と同じ「PV乞食系の記事」への対処法

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煽情的なタイトルや意図的な悪意ある編集を行って、猫だまし的なものでも何でもよいので、とにかく目を留まらせれば、注意をひきつければ勝ち的な、悪質系まとめサイトや昨今の一部報道界隈の動きと同様に、個人ベースでもその類の極端なものはある。「まだ東京で消耗してるの?」が良い例。今回話題に登っている、元アナウンサーの記者...なのかな、の某氏による、内臓疾患系の病理に絡んださまざまな問題や誤認を含む記事もまたしかり。いや、その記事に限った話ではないけれど。

タイトルにある通り、ちょいと前に度重なる形で伝えられた炎上事案と同じで、これらは多分に承認欲求の充足のため。また、同時に何でもよいから知名度を上げることで、アクセスによる直接的な利益を得たり、自分が手掛けているビジネスへのアプローチをする人を増やす目論見もある。プロモーション手法では「何でもよいからまずは目に留めてもらうことが大切」であるのは事実だけど、やってよいことと良くないことがあるのは言うまでもない。ドーピングと同じで、一度手を染めたら、自分自身の意思も、周辺が見守る目としても、そこから抜け出ることはまず不可能となる。

ともあれ、指摘の通り、この類の記事の目的は、中身の公知そのものよりも、目立つ、アクセスされることが一義的なため、直接記事を閲覧すると、相手の目論見にかなった行動をしてしまうことになる。それを避けるために魚拓などのキャッシュを...ということなのだけど。

ぶっちゃけるとこの魚拓とかInternetArchiveを用いて間接的に閲覧する方法も、万能とはいいがたい。アクセスを管理する側が、サーバーのログから直たたきの形での解析ツールを用いているのならともかく、各ページにテンプレートの形でタグを組み込んでそこからページ閲覧の有無をチェックするタイプの解析ツールを使っていた場合、キャッシュページでも当然そのタグは読み込まれるからだ。ログを細かく精査すれば、直接元のページからではなく、キャッシュページからのものと判断は可能だけれど、果たして評価をする管理側がそこまで細かく吟味するか否か。やはり、キャッシュだろうと魚拓だろうと、見ないのが一番。


これは今件とは直接は関係のないお話しではあるのだけど。承認欲求の肥大化した状態は、ジャンキーと評してもよいのだろうね。心地よさが同時に金銭的なものとしても取得できるのだから、そりゃ言葉通り病みつきになるというものだ。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2016年9月21日 07:40に書いた記事です。

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