同人誌の価格と「安ければ良い、というものでは無い」と

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当方だけでなく同人誌を出版した経験が無い人は多いだろうけど、昨今では広義でならば電子出版も似たようなものだし、有料メルマガだって概念的には近しいものがある。将来的に低額課金がもっとしやすい仕組みが増えてくれば、自分の成果物とその対価の値付けは、同人誌界隈だけに留まる話では無くなってくる。また、買い手側の立ち位置としても、この類の話は耳にしておいた方がいいだろう。

確かに同人誌を出す方々の中には、こんな値付けの話をしている人も少なからず見受けられる。同時に、完全な消費財と違い、多分に趣味趣向の要素が強い界隈では、値段は需給にさほど大きな影響を与えないのも事実。無論、16ページの本に10万円とかつけたら、個々の財力の問題が生じてしまうし、昨今では例のフリーミアムな界隈が「値段をつけること自体間違ってる」「高いぜ高いぜ高くて死ぬぜ」的なことを言い出すのは目に見えてしまうけど。

趣味趣向の類においては特に、常識外れな価格設定で無い限りは、あまり価格の面で無理をする必要は無い。むしろ払いやすい、おつりの面で面倒が無い設定の方が無難。500円とか1000円単位。

強いて言えば、経験則から算出した上での実売率を元に、最低でも印刷コストは回収できる値にすべきってのも事実ではある。買い手にとっては愛こそすべて、価格は二の次。スマホのアプリゲームを想起すれば以下略。


「欲しく無いものは値段云々の前にそのものを目にしない」「ほしいものは値段をいちいち見ない」これはコミケなどの即売会・展示会では人類の真理に等しい。その類の会に足を運ぶと、つい散財してしまうのもそのせい。一期一会の出会いを確実にものにするために、対価の大きい小さいは二の次、三の次。古本屋でのステキナイスな資料との出会いも似たようなものなんだろうな。

ちょっと高いかもしれないけれど、そこで得た時の満足感、その後の充足感と、対価をケチって買い逃したあとの後悔、そして二度と手に入らないことが分かった時の永遠に続くとも思われる絶望感。どちらを選ぶかといわれたら、もちろん値段など気にせずゲットする、こちらを選ぶに決まってる。

            

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このページは、不破雷蔵が2016年9月12日 07:28に書いた記事です。

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