麻疹(はしか)問題で想う、今の社会が過去からの蓄積による環境整備の継続にあることを忘れると

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ここ数日大きな騒動になりつつある、麻疹(はしか)問題。国内起因で起きているのではなく、海外からの伝来によるものが広まりを見せているわけで、国内での根絶はなされている(た)ことに違いは無いのだけど。この根絶とて放っておいたら勝手になったわけではなく、多様な防疫体制の確立によってのもの。

ただ、この麻疹に限らずワクチンの類は、確率論的にまれに発生する副作用などを取り上げ、ワクチンそのものを大きく否定する界隈の声があとを絶たない。これってどこか既視感があるなあと思ったら、インフラ周りへの否定の声と、方向性が一致することに気が付いた。流れとしては上のようなもの。はじめから存在するものは、事あるごとにその存在を教え説き啓蒙しないと、空気のように感じてしまう。そしてそれによって生じる、享受しているメリットと比べれば些細なデメリットばかりが目に留まってしまう。

例えば自転車。自転車事故は少なくないけれど、だからといって自転車を廃止しようとかいう声は無い......あったとしてもごく少数。突き詰めればその類の無茶ぶりな話に違いなく。

このパターン、結構あったりするんだよね。インフラとか。公衆衛生とか。そして「副作用があるから対策は反対」との声を挙げる界隈は、得てして意識だけ高い不勉強な人々や、印象付けで自己勢力の拡大を模索する悪質な新興宗教的なモノだったりする。挙句の果てには陰謀論まで持ち出してくるから始末が悪い。


「リスクとリターンの関連が分からない手合い」ってのは電力周りで現在進行形にてじわりと実感中。この界隈を一掃するような「ワクチン」ってないものかなあ、とも思ったりするけれど、心の病を治すものは無いから、難しいんだろうな。

            

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このページは、不破雷蔵が2016年9月 1日 07:26に書いた記事です。

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