都知事選の後の、立候補をした高名ジャーナリストが語る「ペンの力って今、ダメじゃん」「ネットは裏社会」。見よ、これが日本のジャーナリズムだ

| コメント(0)


個人的には「検査入院はまだしてないのかな」という不安が第一な感のある、先の都知事選で「ジャーナリスト」を連呼した、例の謎のチラシのターゲットっぽい候補者の一人、鳥越俊太郎氏。先日、インタビュー記事の議事録的なものが公開され、ちょっとした炎上状態となってい。

中身そのものはリンク先の記事で確認してもらうとして(正直、いつまで残っているのか不明なレベル)。自分のサイトから選挙関連の情報をざっくりと消した姿勢からもうかがえる通り、自分はあくまでも第三者、被害者的な語りと、ジャーナリズムやインターネットに対する否定的発言の山盛り感で、色々と酷さがマリアナ海溝レベル。都知事候補以前に、一人前の大人として合格ラインに手が届くのか不明。


筑紫氏はインターネットを「便所の落書き」と評した(厳密には「かなり恣意的で、トイレの落書きに近い、などという酷評すらあります」と第三者の言葉を使い批判した)事で知られている。鳥越氏はそれに続く形で、インターネットを「裏社会」と評した事で歴史に名を刻みそうな気がする。あのインタビュー記事をプリントアウトして、赤ペン先生ばりにチェックを入れたら、それこそ用紙が真っ赤に染まりそうな気がする。というか半世紀に渡るジャーナリズムってなんだったのだろう。例の「私たちは怒っています」ってどんな意味があったんだろう。


今まではなまくらバットで殴りたい放題だったのが、殴られる側が盾を持ち、写真で証拠をとらえ、時には剣で反撃すら行える時代となった。ヒャッハーな環境で村人から食料を略奪するだけだった集団が、村人が城壁を築き、映像を撮り、ニンジャや武士を雇い、自衛隊の援護を要請する(色々混じってる)事態に遭遇する。「どうして略奪させてくれないのォー!」的な叫びなんだろうなあ、と。


今件に関しては推挙した政治組織や支援をした団体関係も色々と飛び火しまくり状態なのだろうけど、まずは報道界隈の一部で。突っ込みをした人達も逆に突っ込まれる始末。イギリスの珍妙兵器、パンジャンドラムみたいな感じになっている。

例の「怪文書」が色々な意味で反面教師的な価値を持ちそうな感じがするのは当方だけだろうか。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2016年8月12日 07:45に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「「国の借金」「国民一人当たり」をコンボで出した日経記者と、ソーシャルメディアでの肩書表記と」です。

次の記事は「エアコンは付けっぱなしが良いのか小まめに切った方が良いのか、ダイキンが調査したプレスリリースが出たよ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30