非科学的な主張をする界隈が「直接会いましょう」とアプローチをしてくるのは、マルチ商法や悪質な新興宗教と同じ手口

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先日のツイッター上のタイムラインで目に留まった、非科学的な主張で人心を惑わせ懐を富ませている方々に、科学的なツッコミをしたら「DMで連絡先を」「直接会いませんか」と伝えてきたケース。これ、以前からちらほら見かけて気になったのだけど、それに関する指摘で、ある程度納得できる考えがまとまったので、覚え書き。世界ふしぎ発見ってのは単なる語呂合わせ。

これって実際に会いに行く時に、屈強のラグビー部員1ダースぐらいと、関連する専門家1ダースぐらい、ネット界隈のユーチューバー1ダースぐらいをまとめて引き連れて直接会いに行ったらどうなるのかなあ、という妄想。あと記者1ダースを追加したら立派な討論会。Ustreamで生放送付き。


まぁ大よそそんなところ。不特定多数の目が留まるような場で、文字での伝達ができないような情報を伝達したいのか、その意味はどこにあるのかと考えれば、大よそ理解はできるはず。そもそも子供のインターネットマナーの類ですら、「知らない人にネット上で声をかけられ、実際に会いに行くのは危険なので止めましょう」と啓蒙しているのに、ねえ。


この一連の語りで大よそパーフェクト同意。結局、文字ベースで無く、リアルで対面する事を要求しているのは、そこに何らかの意義を感じている。それは何かと考えれば......という次第。

さらに他の人も言及していたけれど、対面を拒否した場合(普通はそうする)、「相手は逃げ出した」と騒ぐこともできるわけだ。これも良くあるパターン。要は、相手がどちらを選択したとしても「自分は勝利」と宣言することができるような状況を創っているわけだ。この辺りは単なるマルチ商法などの勧誘とは異なるかな。

しかしながら。もう気が付いたと思うけれど、この類の様式って多分にテンプレ化しているので、大よそ香りがしちゃってるので容易に「これはアレだ」と判断できるのも事実。昔からある、古臭い手口でもあるんだよね。

ともあれ、くれぐれもご注意を。

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このページは、不破雷蔵が2016年7月25日 07:49に書いた記事です。

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