冠水した駐車場。そのビジュアルと実態と、「報道」でのよい素材と

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先週末に関東を襲った超暴風雨は当方もホワイトアウトという言葉の体現化した状態を目の前で見せつけられたような気分になるほどの猛烈なもので、リアルでのヤバみを覚えた次第。翌日散歩をしたら、いつも目に留めていた木が倒れていて、これが折れ倒れるほどなのかと改めてびっくり。倒れる方向がやばければ甚大な被害が生じていただろうし、似たような状況が当時自分の居た場所で起きた可能性はゼロでは無かったし。

で、その時の暴風雨で埼玉県の和光市の市役所駐車場も冠水したとのお話。写真の通り、あらこれは確かに水浸し。当時他の場所でも冠水報告が色々と伝えられていたけれど、これは結構な面積。このビジュアルは「すげー雨が降って大変なことになっている」との印象を見た人に与えるのには結構ポイントが高いのも事実。

ではあるのだけど。


この市役所の駐車場って、雨水調整池も兼ねている。詳しくはリンク先の説明の通りだけど、川などに流れる水をこちらにためておき、ゆっくりと流していくことで、一気に水かさが増して氾濫してしまうのを防ぐ機能を有している。同市役所の駐車場にはここにつながる形で別の場所も用意してあるので、有事......というか大雨の際にはそちらに移動するようにとの通達もある。


該当駐車場が調整池の機能も兼ねていることは調べれば数分で確認ができるし、それを確認せずに大水害的な形で伝えているとしたら、単なる誤報か、職務怠慢。知っている上で、指摘の通り見た目がそれっぽいのでここは調整池なのでこんな風になるとの説明を十分にせずに伝えれば、印象操作的なところが強い。どちらにしても好ましい話では無い。

何というか、ねえ。劇場型というのかエンタメ的傾向が強いというのか、びっくりさせればそれで良しという発想なのか。ソーシャルメディアでのダマシ広告や書き込みとどこが違うのか、ちょっと首を傾げてしまう感もある。

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このページは、不破雷蔵が2016年7月16日 07:18に書いた記事です。

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