「学校は 教師の政治の 場所で無し」

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先日の選挙が初の未成年者、場合によってはまだ高校に通っている人による投票が可能となったことから、教育機関における教師陣の政治・思想方面に係わる姿勢のあれこれに注目が集まっている。ウェブで申告をとの窓口を設ける界隈もあったので、やれ密告だなどと騒ぎ立てる動きが生じたら、それが逆にこれまで黙らざるを得なかった経験保有者による話が一気に噴き出したのも否めない。

どの方向性にあるにせよ、教育機関において政治・思想的な方向性を生徒に強要するってのは問題があることは言うまでもない。火山の噴火のように体験談が山ほど出て来て、やはりおかしいよね的なことが明らかになってくるに及び、慌てて中立性のあるなしなんて問題ないだとか、自分は全然そんなのは受けなかったよ的な主張・全体への同意を求める声が、指摘を受けるとまずいような立ち位置の人から出されて、ああやはりヤブヘビだったんだろうなあと思う次第。


語られている内容の少なからずはネタ的な、フェイクによるものもあるだろう。また子供時代の話なので、多分に記憶が別の物と混じっていたり、主観的にとらえてしまっているので事実とは度合いが異なるものもあるかもしれない。けれど当方自身の経験則や、語り手の信ぴょう性のあるなし、内容の類似性などを見るに、すべてがすべてネタ話とか都市伝説のたぐいとして切り捨てるのは、逆に不自然な感はある。それに個々は以前から単発的ではあるけれど、伝えられていた話とも一致する。

他方、これまでこの類の話が語られる、伝えられることがほとんどなかったのは、事件性が伴わない限り報道で伝えられることはなく、昨今になってネット調査の普及で多くの界隈でなされるようになった調査にしても、昔は子供に対しては学校経由によるものが大部分であることから、その学校・教師に対する問題を指摘することは、たとえ匿名調査でも不可能に近いから。

何しろ子供の世界にとって、教師は保護者同様に、絶対的な力を持つ、神様的な存在。場合によっては保護者以上の絶大な権力を有する、絶対王政の王に等しい。その王に逆らうことなど、誰かできようか。万が一、自分の申告がもれたら、自分の一生はダメになってしまうかもしれない。そう思う子供がほとんどのはず。ああ、これも当方自身も経験しているので、よくわかる。

無論、よい先生、素晴らしい先生もたくさんいた。でもすべてが完璧超人な組織などあるはずもなく、平均的な人ならまだしも、それを満たさない、今件で指摘されているような政治・思想的にあるべき中立性、許容されるぶれの範囲を超えた存在ってのは少なからずいる。

どこか既視感があると思ったら、これ、企業内の不正に係わる申告や、著作権を無視したコピーが企業でなされていることに対する報告の仕組みと同じなんだよ、今回問題視された仕組みって。

それと【教職員等の選挙運動の禁止等について】なども合わせ。

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このページは、不破雷蔵が2016年7月12日 07:51に書いた記事です。

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