若い人ほど政治家からは軽視される...年齢と人口と投票率と

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国政選挙が近づくに連れて話題に登るのが、陰謀論に絡んだ投票用紙への記述道具の話と、若年層の投票行動。特に今回の参議院選挙は、日本史上初の18-19歳の投票がなされるので、今まで以上に色々なアレ的ネタが広まっているもよう。

で、とりあえず前回の衆議院議員選挙に関して、後日発表された各種データを掛け合わせて試算した、概算の年齢階層別選挙権保有者と、実投票者の人数動向。若年層は元々人数が少なめで、さらに投票率が低いため、政治家に与える影響力というか、プレッシャーが高齢者と比較してダイナミックなまでに低くなってしまう。人数差は覆しようもないけれど、投票率はいくらでも上げることができるってことで、投票しようよねえ、という感じ。

ただ、若年層の政治離れ......というか自主的な政治参加、意見発信行動って、ここ数年に限らず、バブル期前後から一様に低下する傾向にあるんだよね。他の年齢層も減ってはいるけれど、若年層は特に低い。これがその年齢毎の特性なのか、それとも世代によるものなのかまでは確定ができないけれど。


で。80代以上女性が突出しているとの意見があったので、一応最新のデータである人口推計の2015年10月分を取得して、ほぼ選挙権保有者に等しい数となる人口動向をグラフ化。やはり80歳以上の仕切り分けだと、長生きをする女性の80歳以上がもりっと大きな数になる。もちろん投票率は結構下がってしまうので、実投票数もさほど多いものでは無い。まあ大よそ、団塊の世代とその周辺の数が、投票数でも多くなるのかな、と。

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このページは、不破雷蔵が2016年7月 7日 06:34に書いた記事です。

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