早売り雑誌の情報とネットへの公知と

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具体的事例となるツイートを挙げると元も子もないのであえて伏せておくけれど、先日から毎週月曜発売の週刊少年ジャンプの表紙に、某有名連載漫画の実写版が云々という話が掲載されているとの情報が頒布されている。

文章だけならともかく、該当誌の表紙の写真まで合わせて載っているので信ぴょう性・拡散力は桁違いで、あちこちのトレンド系サイトにも補足されているし、悪質系まとめサイトはさらに煽りをかけている。情報そのものはインパクトのあるものなのでなおさら。

ただ、これは以前も言及したかもしれないけれど、正規の発売日の前に流れた情報ってのは原則的に対象者は肯定することはできるはずも無く、またさまざまな悪影響を及ぼす事になる。雑誌への掲載はその発売日に合わせて色々な動きを連動させることが前提となっているので、その辺りのおぜん立てが全部台無しになる。誕生日おめでとうのパーティーをサプライズ的に行おうと準備していたら、飾り用品を調達した雑貨屋の店員が当人にばらしてしまったら、色々お釈迦になるって感じ。

表紙に特報、サプライズ的な情報が掲載されている場合、その雑誌がネット通販などで販売される際には、実発売日の数日前に表紙が掲載されることがあるため、その時点で実情がばれることもある......けど、これは月刊誌などのケースで、週刊誌ではまずありえない。今件はあきらかに早売りを写真にとらえたもの。

報道の取材みたいなものだからいいではないか、フェイクやコラではなく実物だから問題ない、自分が買ったものを披露して何が悪い。そのような意見もあるだろう。要は自分の権利だからそれを行使することのどこが問題なのか、ということ。その主張は一理あるけれど、その権利の行使で不利益を被る方面が生じ、その方面から突っ込みなりが来た場合、対応する責務を負うことを忘れてはならない。それとも「匿名だから捕まりっこない」「ごめんなさいね、てへぺろー」「だって他の人もやってるし」で済むと思っているのかな。

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このページは、不破雷蔵が2016年7月 1日 06:54に書いた記事です。

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