「炎上をしない方法教えます」との話そのものが炎上気味な件と、そもそも「炎上」ってなんだろう的な

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「炎上」という言葉そのものが多分に掲示板やソーシャルメディアなどのネット上コミュニケーションの場だけでなく、一般の記事、報道界隈にも使われるようになり、定義がかなり曖昧になったのは否めない。はたから見れば良くある騒ぎ、確率論的にどうしても生じ得る困ったちゃんの策動が、そのような状況を見慣れていない人には「炎上だ、大変だ、大騒ぎだ」的に見えてしまうのかもしれない。良くある兄弟げんかを第三者が見てヤバいと思って警察に通報してしまったとか、少々体調を崩してテストで少し悪い点を取ったら親や先生や周囲の友達までもが皆心配して大騒ぎになったとか。

で、先日某所でネット上の炎上に絡んだ話として、その筋の専門家による解説記事......的なものが挙がり、それに関してのお話。その解説記事そのものは色々と首を傾げたり、最後に自分の宣伝をしていて結局プロモーション的なものだったんかい、というツッコミをした次第だけれど。


「「大人数に知られる」こと自体が炎上のファクター」。これは確率論からすればまったくの正論。どのような界隈にも常識の領域から外れた心理、思考を持つ人はおり、そのような人と遭遇する可能性は数が多くなればなるほど大きなものとなる。サイコロを3つ振って全部6が出るってのは滅多にないことだけど、それを1000回繰り返せば確率論上は4回から5回は起きてしまう。そしてその「アタリ」が露出化すると、それが呼び水となり、単独では意見をしなかったような人も声を挙げるようになる。ポータルニュースサイトのニュースに対するコメントで、瞬間最大風速的に罵詈雑言のコメントが増えるのも、まさにそんな感じ。スタンピード現象とでも呼ぶべきか。

ブログなどの場合は、炎上を防ぐ最良の手口はコメントの閉鎖。これは以前から言われていた話。CMSの有効活用に反しているとか、コンテンツの自動生成的なもの、コミュニケーションの場づくりをしないのはもったいないとの話もあるけれど、一定以上の認識がされると炎上のリスクを考えた場合、その方が良いと判断されることがある。

インターネットを用いた各種サービスはとにかく便利で、しかも運が良ければその便利機能がさらに増幅される形で効用を生み出していく。数人との対応を楽しんでいた人が、一か月後に数万人の視線にさらされるケースも珍しくない。そして不特定多数の考えと直に触れる機会と対応に慣れていないと、それこそオーバーフローを起こしてしまう。確率論と絶対数の概念を認識していないと、特に。

ぶっちゃけると、いかに割り切りができるかってのが重要になるんだろうな。加えて、慎重深さ。この辺りはネット界隈における情報管理のノウハウと合わせ、それこそ炎上を防ぐ......というよりは自らの、周囲へのダメージを減らす「減災」的な発想、仕組みを学ぶ必要があるのかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2016年6月 9日 07:55に書いた記事です。

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