大学新卒の就職率が過去最高を記録した件

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本家サイトでは【0.6%ポイント前年同期から改善、過去最高を記録...大学生の2016年3月末時点での就職率は97.3%に】で解説した話。統計的にそろそろ天井感が強いので、今後は景気や雇用市場の大きな変化が無い限り、ぶれや誤差による上下に移行するのかなあという感は強いのだけど。まぁ、就業希望者が職につける割合が上昇するのは、決して悪い話ではない。

短期間で職を離れる人に関しては、昔も今も数に大きな変化は無いので、これは就職率の上昇とはさほど関係は無い。正規非正規もまた然り。非正規については「就業できなかった場合とどちらがよかったのだろうか」と考えることもあるけれど。つまり昔なら、同じような条件の場合、就業できなかったのかもしれないな、と。

それより気になるのは、一部大学種類で昨今の大学卒業者における就職希望者がちょいとばかり減っている感があること。これは機会を見つけて経年変化を精査する必要があるのだろうけど、例えば直近だと国公立大学の卒業者で就職希望者は53.2%、高等専門学校では62.0%しかいない。残りは全員ニートとか高等遊民とか若隠居ってことはないのだから、多分にその上の学校、大学院などに進んでいるのではないかな。

大学院への進学率が上がっているとなると、理由はいくつか考えられる。大学の就業ブランドが低下して役に立たなくなっていると判断した、勉強したい人が増えた、大学院へ行ける金銭的余裕が出てきた、などなど。

ただ、【大学生の就職状況をグラフ化してみる】を見ると、全体ではむしろ就職率が上がり、進学率は下がっている。先の資料を読み返すと、私立大では就職希望者の比率は上昇中で直近では84.3%。大学でも私立と国公立で、就職と進学への選択には大きな考え方の違いがあるってことかな。つまり国公立大は大学院へ進むのが前提な人が多く、私立大は卒業後就職をメインに考えている、と。

            

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このページは、不破雷蔵が2016年5月22日 07:39に書いた記事です。

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