デマとの戦いはプロレス的な要素もある

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これは当方も一部界隈で薄々と感じてはいたのだけど。なるほどというまとめ方を比較的短い文面でしてもらったので、これ幸いとばかりに覚え書き。トークショーというよりは、例えば米大統領選などで候補者同士が意見を述べ合う公開討論会みたいなものかな。本当に相手を言葉でねじ伏せる、説得するだけなら対面でやればいいのだけど、不特定多数が確認しえる場で行うことに何の意味があるのかを考えれば、意見を交わすプロセスを第三者に見てもらい、間接的にその第三者を納得させることこそが第一義的なものであるのかが分かる。

まぁぶっちゃけると、バラエティで良く見かける芸人同士の対決話みたいなもの。「相手は目の前のデマ屋ではなく、周囲でそのやりとりを見聞きしている人たち」ってのは言い得て妙。


プロレスがデマ云々という話では当然ないけれど、周囲への見え方に気を付けよう、むしろそちらがメインになるのだよという話は、非常に的を射ている感がある。理不尽で不可解で理屈に合わない説教を上司から食らう際に、個室に呼び出されて当事者だけで直接やりとりされる場合と、部局内で他の社員が見ている前でやられる場合と、何らかの会合で同業他社の人が多数行き来する会場の中でやられる場合。それぞれどのような見られ方をするのか、判断されるのか。

掲示板やソーシャルメディアなどのウェブ上ではその利用ハードルの低さから、ついつい「個室に呼び出されて当事者のみの対面で」との認識でやりがちだけど、実は常に不特定多数の人が見ている、さらに時間軸を超えて将来に渡って参照されうることを覚えおくべきなんだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2016年5月19日 07:55に書いた記事です。

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