持ち込み原稿の担当を選択できる制度と「画像取り込みなら信頼できる」錯覚と

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先日ちょいと話題に上った、ゲッサンの新人賞に関する告知。漫画家(志望者)と担当の相性ってのは色々とネタになることが多く、双方で良い相性、高い技術を持つ担当ならば漫画家側の技術も十分以上に発揮されて飛躍する可能性がぐんと高まるのだけど、逆のパターンだと言葉通り芽が摘まれてしまう。該当ジャンルの得手不得手もあるし。

で、担当者側が自分の得意不得意などをアピールした上で、持ち込みをする側が自分とマッチしそうな人にアプローチができる仕組みを創るってのは、非常に興味深いというか面白い仕組みに違いない。個人的には各担当のプロフィールをもっと細かく、過去の履歴なども合わせて公開すると良いと思う次第。それこそ、ゲームのクロスレビューのレビュワー位に。これまでに実際に担当した作品名とかもね。


今件は持ち込みと編集のマッチングにおけるステキナイスな試みということで高く評価したいのだけど、それとは別に当方が見かけた際の問題点(持ち込みシステムそのもののでは無く)。最初今件を目にした時、その対象ツイートは直接このゲッサン周りのページにはなく、いわゆるアンテナサイトへのリンクだった。そしてそのアンテナサイトからたどったまとめサイトでは、肝心のゲッサンへのリンクが無く、貼られていた画像が正しいものか否か、そして今現在のものなのかの確認ができず。その探す過程で、最初にたどったまとめサイトの内容を別アンテナサイトが収録し、そのアンテナサイトの内容を別のまとめサイト(まとめのまとめ)がまとめていくという、ナポリタンもびっくりなスパゲッティ状態。

先日の新聞や雑誌の切り抜き、取り込み画像だと無条件で信じてしまう云々の話にも通じるのだけど、それっぽい画像だとすぐに正しいと信じてしまいがち。テキストは容易に切り貼りできるけど、画像はそうもいかないから。ただ、画像そのものはまったく無加工でも時系列的におかしかったり昔のものだったりすることもあるし、画像に添付されている解釈がデタラメなこともある。ほんの一部を編集し、コラージュだったりする可能性もある。

そうではなく、本当の内容であることを示すためには、どこから取得したのかを明記する必要があるのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2016年5月13日 07:53に書いた記事です。

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