体現化できないアイディアは妄想でしかない

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さまざまな技術開発という大げさな領域で無く、例えば自分の身の回りで「これはやらなきゃ」といった宿題的な覚書とか「時間があったらこの作業をやること」的なTo Doリストの類。気が付くとダース単位で自分の宿題が増えていく、さらにはやりたいこと、やるべきことをリストアップしただけで「これで忘れることは無い」と安心感を覚え、そのまま放置状態となってしまう。試験前に過去問を集めてコピーしたら、それでなんだかやり終えたような錯覚に近い。

でもそれは頭の中での完成想像図が出来上がっただけ。実物を創り上げて完成させるまでには、多様なプロセスが必要となるし、その過程で予想もできなかった問題点が生じることになる。だから脳内完成図と実態としての完成品との間の距離は非常に長い。

そして人は脳内の完成品を取り出す事は出来ない。他人に見せるためには実物を創らねばならない。妄想は誰にでも山ほどできるけど、それを創り上げることができるか否かは別。多彩な発想に対し、どれにリソースを割いて実体化の検証をするか、実際に手がけ、完成を目指すための努力をするか。それこそが大切になる。設計図を山ほど手に入れ、作り上げても、それを元に実物を創ろうとしなければ、商品は一つも手元に表れない、的な。


もちろん考えなければ、発想しなければ行動には結びつかない。けれどそれだけではなく、実態化のための具体的なプロットを叩き出し、それに基づいて実物を創り上げ、場合によっては第三者への披露をする。このプロセスにどれだけたどり着けるか、実働するかが重要ってのは良くわかる。形にしないと不特定多数に、さらには時系列的な意味で残す事はできないからね。

無論アイディアすべてをプロット化して、実態化させようと努力をしても、途中で挫折するものとか、発想の時には思いもつかなかった問題が生じてアウトになるものもあるよね。体現化されているものの裏には、多数の失敗や試行錯誤があるってのも、その時点で気が付けるのだろうな。

            

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2016年5月 8日 06:58に書いた記事です。

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