自由・自営業の経費などお金勘定の話

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確定申告はまだずっと先の話ではあるのだけど、この類の話は定期的に登ってくる。特に自由・自営業、中でも作家やライターなどのクリエイティブ系の人は、自前でお金を計算する機会があまり無いため、その辺が随分とざるになりがち。まぁ、家計簿をつけている人もさほど多くないし......。

確かに青色申告をしているのなら、売掛・買掛の概念は認識していなければおかしい。ただ、青色は色々と特典も多いけれど、その分面倒なことも増えて来るので、白の方が費用対効果を考えると良いと判断できるケースも多い。さらには税理士先生などに丸投げで、その辺の把握すらしていない人も多いのではないかな(この辺りの内情に係わる統計って、実はあるようで無い)。無論がっつりしっかりしている人もいるだろうけど。

ただ、特に作家周りは文章書きも絵描きも、以前契約書周りで言及しているはずだけど、この辺の商習慣に関してかなり曖昧、他の業態から見ればいい加減だったりする。

税務申告周りの話は基本的に、適切な額を支払い、徴収を受ける。税務署側も菜種油を搾り取るように云々ではなく、適正な額の徴収をするだけ。


クリエイティブ系の人のお金事情は結構特殊なケースがあるので、その対応の経験があると確かに重宝がられるだろう。なにしろ具体例を知っているのだから。

特にお仕事に係わる経費の概念に関して、没になり対価が発生しなかった仕事でも業務に違いないから発生した経費は必要経費として計上できる、インフラの類は多分に必要経費となるってのは、重要な考え。対価ゼロの業務ってのは、営業活動として認識される(ので、タダの仕事でもやっちゃいけない。権限上で抵触しうる営業行為になるからってケースが侍業では多分にある)とか、インフラの業務利用面における経費計上の際の考え方「プライベートでは無くても死にはしないけど、仕事では無いとアウトになる。だから経費」ってのは重要な考え方。

ただ後者の場合、税理士や税務署の判断次第では「プライベートでも使うけど仕事でも使う。仕事では無いと絶対困るので全部経費」って考えはアウトで、「それは分かるけど実際にプライベートでも使っているのだから、根拠のある形でプライベート・仕事の利用比率を換算して、それで按分しなさい」と指導されることもある。利用時間とかね。

まぁ、お金に余裕が出て来たら、専門家に任せてしまうのが、結局は一番なんだろうな。自分でやってもいいけれど、やはり色々と手間はかかるし時間も必要。その時間が一番大切なのが、クリエイティブ系のお仕事だからね。

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このページは、不破雷蔵が2016年5月 5日 08:23に書いた記事です。

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