ソーシャルメディアでは接する人が増えるほどリスクも累乗的に増えていく

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これは考えてみれば当たり前の話でしかないのだけど、改めて指摘されると、ああそういえば、的なところがあるので。要はサイコロを振る回数が多くなるほど、6の目が出る可能性は増えるってこと。

自分は管理能力ががっつりとしている信頼できる人しか相手にしていない。そのつもりであっても、本当に相手が自分の思う「がっつり」ラインに達しているかどうかまでは確定できない。しかもネットの場合、過去のデータまで参照されるから、リスクは時系列的にも広がっていく。ウェブページでもブログでもこの辺りの構造ってのは変わりないのだけど、ソーシャルメディアの場合はつながりが特にゆるく、情報のやりとりに係わるハードルも低いので、リスクレベルは桁違いとなる。

例えばカギ付きのアカウントで対一人に対してのみ開放してあれこれとやり取りをすれば、情報が漏えいする可能性は(システム上のバグが生じない限り)、その対象者一人の漏えいリスクに絞られる。ところが相手が100人になると、そのうち一人でも「やらかし」をして内部的な話をもらしてしまうと、他の人すべてのヒミツが漏れる可能性が生じることになる。いわゆる秘密クラブ的なものが、その構成組織の規模が大きくなるに連れて、実態が暴露されやすくなるのと同じ。極秘プロジェクトを数千人単位で行えば絶対何処からか情報が漏れてしまうようなもの。イレギュラー、おバカさんは一定確率で必ず存在しうる。


写真などのマルチメディアによる投稿が容易になったことで、リスクはさらに増えていく。「お友達の家でこんなパーティーをしたよ」的な写真を撮ってアピールしたら、窓越しに見えた風景や位置情報から、自宅が特定されてしまったなどという笑うに笑えない話も十分ありえる。

ある程度他人との交流、接触があってこそネット、特にソーシャルメディアの便宜性は生きてくるのだけど、だからこそネットを使う際の情報の取扱には十分以上に注意する必要があるのだな。基本的には漏えいされるとマズイ情報は、例えそれが対知人であっても最初から出さない。リアルで対面して得られる情報は自分のでも他人のでもネット上にアップしない。人物像の描写にしても、シグフィグ(自分の代理人的なフィギュア。当方ならば今はちよ父的なもの)を使うのも一つの手だろうね。

            

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2016年5月 3日 07:52に書いた記事です。

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