「ばあちゃんが亡くなったのがn回目」と「聞くだけならタダ」の功罪と

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遅刻したりずる休みをした時に良く使われる......というネタとして有名な「祖父母が亡くなったので」とかいう言い訳。プライバシーに抵触する部分であまりツッコミが入らないだろうというズルい思惑もあり、色々ともやもやしてしまう。それらをはじめ、色々な大義名分をつけて、本来守らねばならないルールの基準をずらしてしまう、評価を甘くしてしまう。この類の話はネタ云々ではなく、よく見聞きする話ではある。

ただ、それって指摘の通り、そのルールを守るために懸命に努力をして、色々なものを棒に振ってまで遵守してきた人には、大いにモチベーションの下がる話に他ならない。要は正直者がバカを見てしまうではないかというもの。法律を破っても何の罰則もないのなら、皆が皆、法律を守らずに利己主義に走ってしまうよね、的な。


どれほど詳細なガイドラインを設定しても、そのラインでは検証しがたい事例もある。限りなくセーフに近いけれどアウトになってしまう場合、ちょいと境界線を調整してセーフの領域に入れた方が良い場合もゼロではない。イレギュラーな事案が生じたのなら仕方がないこともあるけれど。

ただ、一度決まっているルールを裁量で崩してしまうと、次から次へとその崩された範囲になだれ込んでくる。対象者も、そして判断をする自分自身も。1.00を超えたらダメだとした時に、1.01はギリギリアウトだけど、まあセーフでいいやとした時、次に来るのは1.02だけどセーフにしてよね、という懇願。1.01が許してもらえたのに、何で自分の1.02はダメなんだと主張されたら、どのような説明ができようか。過去の事例も検証する必要はあるのだけど。


「It never hurts to ask」とはダメ元で聞いてみなとか、聞くだけならタダという意味の言い回し。ある意味事実ではあるのだけど、状況によっては相手に余計なリソースの消費を強要することになるし、それを繰り返すことで自分の評価を下げることにもなる。たまたま遅刻してダメもとで頭を下げたら勘弁してもらえたので、次から毎回遅刻してそのたびに頭を下げ、相手の好意を期待するようなもの。

言い訳は大よそ相手にはバレている、気が付かないふりをされているだけだってのは、頭に入れておいた方がいい。そして言い訳をするたびにその場はクリアできたとしても、自分自身の評価を下げていることにも。

逆に、本当に仕方がない類の理由を説明しても、ウソのように思われてしまうのは、それはそれで悲しいものではあるのだけどね。

            

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このページは、不破雷蔵が2016年5月 3日 07:35に書いた記事です。

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