ワクチンには相応の副作用はありえるのだろうけど

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経済的な観点で言えば費用対効果。メリットとデメリット。お薬の類も得てしてこの概念の上で総合的な判断を下す必要がある。デメリットばかりを掲げて対象をつぶしていったら、人は一日たりとも生きていけなくなる。水だって何らかの有害物質が入っている可能性はあるし、空気ですら喘息のリスクはゼロとは言えない。食品だって食中毒や気管が詰まったり、胃炎のリスクもあるわけだからね。

要は世の中の事象はすべて天秤の傾きの判断次第。足し算と引き算の勘案。自分ばかりが得をして、損はまったく無いなんてことはありえない。


やった時の損得、やらなかった時の損得。それを見比べて判断は行われる。上記の例なら、リスクは極限まで減らされているから、普通の空気を吸えるわけではあるし、水は飲めるし食品は食べられる。腐った食品ならリスクが高くなるので、お腹がすいていても口にしない。リスクとメリットの勘案ってのはそういうことではある。

ワクチンにしても手術にしても、相応の計算がなされ、実証データが積み重ねられ、さらに現状を見極めた上で、判断が下されている。享受しているメリットが見えにくい(何しろ大部分は当たり前の事、起きない状態こそがメリットなのだから)から、デメリットばかりが目に止まり、全体のメリットを吹き飛ばしてしまう。

期待値計算による日常生活への応用でも言える事なのだけど、感情論なり勢いではなく、数理的な考えを持つことで、世の中はもう少し過ごしやすくなれると思うのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2016年5月 2日 08:07に書いた記事です。

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